Research Institute for Sustainable Humanosphere

第165回生存圏シンポジウム
第6回南アジアの自然環境と人間活動に関する研究集会
インド亜大陸北東部,アッサム,メガラヤ,バングラデシュの自然災害と人間活動
6th Natural Environment and Human Activity in the South Asia
Natural Disaster and Human Activity in Assam,
Meghalaya and Bangladesh of the Northeastern Indian Subcontinent

開催日時 2011/02/20(日) 13:00–18:00
開催場所 京都大学防災研究所大会議室D1518 (京都大学宇治キャンパス)
主催者 林泰一 (京都大学防災研究所)
申請代表者 林泰一 (京都大学防災研究所・准教授)
所内担当者 塩谷雅人 (京都大学生存圏研究所大気圏環境情報分野)
関連ミッション ミッション 1 (環境計測・地球再生)
関連分野 気象学,農学,災害学,公衆衛生学,医学.

目的と具体的な内容

南アジアにおいて,サイクロン(熱帯性低気圧),洪水などの自然災害は毎年のように発生し,人間活動に影響を与えてきた.このような厳しい自然災害と共生している人間生活を,社会科学と自然科学の立場から,現場に根ざした「在地の知恵」として,総合的に議論することがこの研究集会の目的である.

これまでに蓄積してきた人間生活と自然災害との関係についての成果を持ち寄って議論した.学内の生存圏研究所,防災研究所,東南アジア研究所のプロジェクトのGCOEや,学外の総合地球環境学研究所の共同研究と連携して,理学,工学,農学,医学,防災学,社会科学の研究者が一堂に会して,将来の研究課題,研究体制を考察し,最新の情報や知見を深め,将来的により広い学際的な研究を切り開くための議論を推進した.

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

この研究集会を通して,南アジアの気象災害を発生させるサイクロンや洪水,しビアローカルストームの発生機構,被害の発生機構を気象学の立場から,最新の研究成果を発表するとともに,その人間生活に対する影響について議論した.南アジアのインド,バングラデシュ,ネパールに加えて,ミャンマーの研究者も参加して,この地域の学際的な研究コミュニティ形成に貢献した.また,京都大学の中で,南アジア,東南アジアの研究を進めている防災研究所,東南アジア研究所,生存圏研究所,アジアアフリカ地域研究科の学内の研究者組織をまとめるとともに,首都大学東京,高知大学,香川大学,東京大学,常葉学園大学,近畿中国四国農業研究センター南アジア研究者が交流し,日本の南アジア研究のコアとなる可能性を探った.

気象学,農学,公衆衛生学,自然地理学の研究者が参加し,学際的な研究組織の形成に貢献している.

プログラム

13:00–13:05 開会の辞
塩谷雅人 (京都大学生存圏研究所)
13:05–13:10 趣旨説明
林泰一 (京都大学防災研究所)
   座長 村田文絵 (高知大学)
13:10–13:25 アジアモンスーン地域における降水量の長期変化傾向とその季節性
○平野淳平 (首都大学東京),松本淳
13:25–13:40 ネパールにおける降水の地域特性とその経年変化
○福島あずさ (首都大学東京),高橋日出男,松本淳
13:40–13:55 バングラデシュにおけるモンスーンの季節推移
○松本淳 (首都大学東京),Roxana Hoque,平野淳平
13:55-14:10 バングラデシュにおける雨季稲作の安定化試案
—ハオール地域ジャワール村の事例—
○内田晴夫 (農研機構 近畿中国四国農業研究センター)
14:10–14:25 ミャンマー中央平原ヤメティン郡における異常気象への在地の技術対応
○安藤和雄 (京都大学東南アジア研究所),レイ・レイ・カイン (イェジン農業大学 ミャンマー)
14:25–14:40 グレート・ヒマラヤのなかでの「ブータン~アッサム・ヒマラヤ」の位置
○宮本真二 (滋賀県立琵琶湖博物館),安藤和雄,Nityananda Deka (ゴウハティ大学,インド),Abani Kumar BHAGABATI (ゴウハティ大学,インド),Tomo Riba (ラジブガンジー大学,インド)
14;40–15:00 休憩
   座長 安藤和雄 (京都大学)
15:00–15:15 村落土地利用からみるアホムの稲作体系の特徴
—ブラマプトラ川氾濫原の2村落の比較を通して—
○浅田晴久 (京都大学アジアアフリカ地域研究科)*,Nityananda DEKA、Abani Kumar BHAGABATI (Gauhati University India)
15:15–15:30 Countermeasure of ZAICHI NO GIJUTSU (Locally Existing Technologies) agaist Abnormal Weather in Yamethin Township of Myanmar Central Plain.
○Kazuo Ando (CSEAS, KU), Lay Lay Khaing, Khin Oo, and Khin Lay Swe (YAU, Yezin Agricultural University, Myanmar)
15:30–15:45 Environmental Problem and its countermeasure in Laos (Tentative Title)
○Oudom Phonekhampheng (Faculty of Agriculture, National University of Laos PDR)
15:45–16:00 Village based NGO’s rural development approach: an introduction of JRDS Activities
○Akkel Ali, Raiz Uddin, Momotaz Begum (JRDS; Joint Rural Development Shagsta, Tangail, Mynmenthingh, Bangaldesh)
16:00–16:15 南アジアにおける高層気象観測プロジェクト
○寺尾徹 (香川大学教育学部),村田文絵,高橋宏児,木口雅司,福島あずさ,Arjumand Habib, Md. Shameem Hssan Bhuiyan, Sayeed Ahmed Choudhury, Someshwar Das, 林泰一
16:15–16:30 バングラデシュにおける2008–2010年のシビアローカルストームの発生環境場
○高橋宏児 (高知大学理学研究科),村田文絵
16:30–16:45 アッサム・メガラヤ・バングラデシュの雨量計ネットワークについて
○村田文絵 (高知大学), 林泰一,寺尾徹,木口雅司,山根悠介
16;45–17:00 バングラデシュのサイクロン被害について —2010年の現地調査から—
○林泰一 (京都大学防災研究所)
17:00–17:45 総合討論
17:45 閉会の挨拶

 

一つ前のページへもどる