Research Institute for Sustainable Humanosphere

第164回生存圏シンポジウム
リグノセルロースの超分子構造をどうやって見るか

開催日時 2011/02/17(木) 13:00–18:00
開催場所 京都大学化学研究所共同研究棟大セミナー室
主催者 京都大学生存圏研究所
申請代表者 梅澤俊明 (京都大学生存圏研究所森林代謝機能化学分野)
関連ミッション ミッション 1 (環境計測・地球再生)
ミッション 2 (太陽エネルギー変換・利用)
ミッション 4 (循環型資源・材料開発)
関連分野 木質利用に関連する全研究分野。

目的と具体的な内容

地球環境問題やエネルギー問題など人類を取り巻く状況は年々厳しくなっており、今後人類が生存を続けていくには、再生可能エネルギー資源の中でも、とりわけ木質バイオマス資源の持続的生産と有効利用システムの確立が世界的に強く求められている。しかし、木質成分を原料としたバイオ液体燃料生産やバイオリファイナリーシステム構築は、未だ経済的に成り立っていない。この木質利用の難しさは、結局、構成成分の集合状態(超分子構造)の強固さに帰せられる。そして、多糖を被覆しているリグニンの、量ではなく、存在状態(超分子構造)こそが、この木質の利用上の扱いにくさの主因の一つとなっている。

以上に鑑み、本シンポジウムでは、リグノセルロースの超分子構造に関する各分野の最先端の研究に従事しておられる先生方を講師にお招きし、リグノセルロース超分子構造研究の最先端を紹介していただくと共に、当該分野の研究の方向性について討議した。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

木質バイオマス資源の持続的生産と有効利用にむけた取り組みは、今後の企業活動のなかで大きな比重を占めると考えられる。本シンポジウムにおける討議の結果、リグノセルロースの利用にむけて解明が必須である超分子構造の解析に向けた戦略について、今後取るべき方向性の指針が得られると共に、関連する人的関係を踏まえた生存圏科学の確立に大きく貢献したと考えられる。

プログラム

13:00–13:05 開会挨拶
13:05–13:50 ゲノム生物学アプローチによるリグノセルロース研究
柴田大輔 (かずさDNA研究所)
13:50–14:35 細胞壁構築におけるホウ素の機能と欠乏障害
小林優 (京都大学大学院農学研究科)
14:35–15:20 セルロースの超分子構造の形成
今井友也 (京都大学生存圏研究所)
15:20–15:35 休憩
15:35–16:20 リグノセルロース超分子構造におけるリグニンの役割
梅澤俊明 (京都大学生存圏研究所)
16:20–17:05 NMRによるリグノセルロース研究動向の俯瞰と新たな解析手法構築の試み
菊地淳 (理化学研究所)
17:05–17:50 リグノセルロース有効利用を目指した超耐熱性セルラーゼの開発
石川一彦 (産業技術総合研究所)
17:50 閉会挨拶

 

Symposium-0164   ポスター PDF ファイル (14 897 605 バイト)
ポスター制作: 梅澤俊明 (京都大学生存圏研究所)

 

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