Research Institute for Sustainable Humanosphere

第113回定例オープンセミナー資料

開催日時 2010/02/17(水)
題目 物質循環からみた里山の特徴 (予報)
The biogeochemical characteristics of SATAYAMA —Preliminary result—
発表者 徳地直子 (京都大学フィールド科学教育研究センター・准教授)
関連ミッション ミッション 4 (循環型資源・材料開発)

要旨

日本の森林のうち約 1300 万 ha (約 5 割)が天然林、1000 万 ha (約 4 割)が人工林、残りが無立木地などです。ここでの天然林の定義は、“人が植栽したのではない森林” となっています。つまり、このうちの多くは、伐採などで一度は人手がはいり、その後放置されたいわゆる二次林・里山を含んでいます。里山は人手が加わった結果、現在のような特徴(例えば、高い生物多様性など)をもつようになりました。いま里山は大きな変化の中にあります。燃料革命以来 60 年伐採や収奪が行われなくなったのです。その結果、里山二次林は高齢化し、西日本では竹林化しています。このような植生の急速な変化は、森林の作る生態系サービスにどのような影響を与えるのでしょうか。これまでの結果では、複雑な構造をもった森林に較べ、単純化した竹林では水質形成も不安定になるのではないかなどが考えられました。今回は、里山の竹林化に伴う環境や水質形成機能への影響などについてご報告します。

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