Research Institute for Sustainable Humanosphere

第48回定例オープンセミナー資料

開催日時 2007/01/31(水)
題目 インド亜大陸北東部の世界最大の豪雨
発表者 林泰一 (京都大学防災研究所・助教授)

要旨

インド亜大陸の北東部のインドのメガラヤ、アッサム、およびバングラデシュは、世界最大の降雨地域の一つである。特にメガラヤ高地(高度約 2 000 m) の南斜面にあるチェラプンジでは、1860 年 8 月から 1861 年 7 月までの 1 年間に 26 461 mm の降雨量があり、 これは観測史上最大の年間降雨量である。第 1 図に、1951 年から 2003 年までのチェラプンジの年間降水量の変化を示す。降水量の年々変化が大きく、1974 年には 24 000 mm を超える一方、1962, 1978 年には 7 000 mm 程度の年降水量を示している。このメガラヤ高地の南斜面で降った雨はすべて、下流のバングラデシュへと流れ落ちる。このため、バングラデシュでは洪水が発 生する。

我々は、バングラデシュでの洪水の実態を調査研究するために、現地観測を実施している。 バングラデシュの北東部には、2003 年から 10 個の転倒ます雨量計を配置した。また、インドのメガラヤとその北側のアッサムには 2006 年に 20 個の雨量計を配置して観測を開始した。

セミナーでは、この初期結果について報告する。

林泰一: 第48回定例オープンセミナー(2007年1月31日)
第 1 図 チェラプンジにおける 1951 年から 2003 年までの年降水量

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