Research Institute for Sustainable Humanosphere

第15回京都大学生存圏研究所公開講演会

開催日時 2018-10-28 13:30–15:20

日時・場所

日時: 2018(平成30)年10月28日 (日) 13:30–15:20
会場: 京都大学宇治おうばくプラザ きはだホール
定員: 300名
参加料: 無料

連絡先

〒 611-0011 京都府宇治市五ヶ庄
電話: 0774-38-3346 (H30年度公開講演会)
ファクシミリ: 0774-38-3600

プログラム

13:30–13:40 開会挨拶  生存圏研究所長 渡辺隆司

13:40–14:10 「水に代わる低環境負荷媒体とものづくり」

繊維機能融合化分野 特定教授 奥林里子

紙や衣類の製造には、多量の水が用いられていることをご存知ですか?この水は年間地中海の約半分の海水量に匹敵すると言われています。使用された水はエネルギーを使ってきれいにし排水されていますが、一部の地域では浄化されずに川や海に流され、大切な地球が汚染されていることも事実です。また、今後途上国の人口増加や経済発展にともなう水需要の伸びにより、世界的な水不足も心配されています。そのような中、水に代わる次世代媒体として超臨界二酸化炭素が注目されています。本講演では、超臨界二酸化炭素とは何か、基礎的な性質を説明するとともに、産業界での最近の取り組みやラボスケールでの研究例を、今後の課題を含めてご紹介します。

Okubayashi 2018
二酸化炭素の相図

14:10–14:40 「マイクロ波加熱 —電子レンジで化学反応?—」

生存圏電波応用分野 准教授 三谷友彦

皆さんが普段ご家庭で使われている電子レンジ。この電子レンジには様々な科学的要素が潜んでいます。例えば、なぜ電子レンジで食べ物が温まるのか?カップに入れたミルクは温まるのに、なぜカップの耳は素手でさわることができるのか?等々。電子レンジは、「マイクロ波」と呼ばれる電磁波をエネルギー源として食品を温めています。マイクロ波は、スマートフォンに搭載されている無線通信機器や自動車の料金自動支払いシステム(ETC)等、日常の様々なところで使われている電磁波です。生存圏研究所ではマイクロ波を使った加熱現象を利用して様々な研究を行っています。本講演では、マイクロ波加熱の原理や研究事例を紹介します。

Mitani 2018

14:40–15:10 「樹木の個性 —抽出成分—」

森林代謝機能化学分野 助教 鈴木史朗

樹木は、抽出成分という微量ではありますが樹種ごとに異なる成分をつくり、それぞれの樹種の特徴になっています。これらの抽出成分は、ヒノキやスギの心材の色の原因となる物質や、いわゆる森林の爽やかな香りのフィトンチッドと呼ばれる香気成分、松脂など工業原料となる成分などを含んでおり、産業的や環境的にも重要です。生存圏研究所では、樹木以外にも、同じような成分を作る実験容易な草本植物も使って、抽出成分ができる仕組みを明らかにしようと研究を行っています。本講演では、抽出成分とは何かについてお話しするとともに、生存圏研究所での抽出成分に関する研究事例について紹介します。

Suzuuki 2018

15:10–15:20 閉会挨拶  生存圏研究所 篠原真毅

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2018年7月12日作成