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第6回京都大学生存圏研究所公開講演会

更新日: 2015/05/29

開催日時 2009/10/24(土曜日) 13:00-16:40
開催場所 宇治おうばくプラザ きはだホール

定員: 300名
参加料: 無料

プログラム

13:10~14:00 「宇宙の音、コーラスの謎を解く」

教授 大村善治

オーロラが光ると同時に宇宙から届く電波は、スピーカーに通すと鳥の鳴き声のような音となって聞こえます。この電波はコーラスと呼ばれて 50 年来の謎でしたが、地球の放射線帯の変動に深く関わっており、宇宙環境を利用する上でも重要であることがわかってきました。その発生の謎を解明した最新の研究成果を紹介します。

Omura 2009

 

14:00~14:50 「リアウ生物圏への招待」

准教授 林隆久

インドネシア・スマトラ島リアウ州にある自然林・観光林それに SinarMas 社の産業人工林が複合した領域(78 万 ha)が、“UNESCO Wild Life Reserve” として登録されました。このサイトを中心として、インドネシアの研究者たちとともに、京都大学の教員、研究員、学生による文理融合の研究が展開されつつあります。

Hayashi 2009

 

15:00~15:50 「分子の世界を見てみよう —天然高分子材料セルロースを例として—」

准教授 田中文男

高等植物の構造を支えているのは人間の目に見えない超微細な分子で構成された構造体です。その中でも主要な役割を担っているセルロースの形を人間の目で認識できるようにする方法を紹介するとともに、そのセルロース分子鎖集合体の構造と材料特性との間の関係を明らかにする方法の一例を紹介します。

Tanaka 2009

 

15:50~16:40 「植物で自動車を創る —バイオナノファイバーの製造と利用—」

教授 矢野浩之

植物細胞は鋼鉄の 5 倍の強度のナノ繊維で出来ています。この繊維を使うと、鋼鉄の様に強い材料や、ガラスのように透明で熱膨張が小さく、しかも折り畳められる材料を作ることが出来ます。その技術と自動車への応用について紹介します。

Yano 2009

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