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中核研究部

更新日: 2022/06/03

概要

中核研究部は3つの研究系「生存圏診断統御研究系」、「生存圏戦略流動研究系」、「生存圏開発創成研究系」があります。「生存圏診断統御研究系」では、資源としての木質の形成機構の解析・統御に関する研究、および電波を用いた大気環境の計測・診断に関する研究を通じて、生存圏に生起する様々な事象の把握およびその機構の解析制御に取り組みます。また、「生存圏開発創成研究系」では、新しい研究分野の創生や、木質資源の理想循環システムの構築に関する研究、および宇宙環境の計測と評価、宇宙太陽発電に関する研究を通じて、生存圏の維持・拡大に必要な技術や材料の開発に取り組みます。一方、「生存圏戦略流動研究系」では、常勤の研究者のみではカバーできない領域の研究を推進します。中核研究部は、生存圏に関わる基礎研究を行う専門家集団であり、それぞれの知識・技術を相互に融合していくことによって、下図の研究ミッションを遂行します。

生存圏診断統御研究系

人類の生存圏で生ずる自然・人為起源の現象の様態を明らかにするとともに,そのメカニズムを総合的に解析しかつ総合的にコントロールすることを目的とする。生命科学的観点から森林資源としての木質の形成機構を解析・統御するとともに森林の環境修復を目指した研究,電波を用い地球大気環境の精密な計測とその観測情報の統合的な解析から事象の把握を行う。

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生存圏戦略流動研究系

繊維機能融合化分野と、生態系管理・保全分野、ならびに国内客員 1 分野と外国人客員 2 分野で構成される。広範な生存圏研究をリードする国内外の第一線級の研究者を招聘し,当研究所の研究者と協力連携しながら,比較的短期間で集中的に研究活動を推進する。特に,先端技術の研究開発,人類の生存の場としての科学的・社会学的視点での総合的研究を発展させるとともに,さらに新しい生存圏研究のフロンティアの開拓を目指す。

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生存圏開発創成研究系

生存圏の悪化の現状を打破し「治療」に結びつく研究を行う専門家集団として,宇宙空間から地表に至る生存圏の新たな開発創成に努める。地表における人類の生存のキーとなる木質資源の循環システム構築のための技術開発,および宇宙太陽発電や人類の宇宙活動を左右する宇宙電磁環境の衛星観測や計算機シミュレーションなど人類の宇宙への生存圏の拡大のための技術開発を行う。

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