第1回国際赤道大気スクール2019を開催しました
2019年3月18日-22日、第1回国際赤道大気スクール2019をインドネシア・バンドンにある航空宇宙研究所(LAPAN)で開催しました。日本・インドネシアおよび周辺諸国より170名の参加があり、赤道MUレーダー計画※の推進と最新のレーダー観測技術の普及につながりました。このスクールの開催にあたっては、京都大学全学経費の支援を受け、生存圏アジアリサーチノード(ARN)とも連携しています。
※赤道MUレーダー計画
生存圏研究所では、MUレーダー(滋賀県甲賀市信楽町;1984年設置)と赤道大気レーダー(インドネシア西スマトラ州;2001年設置)を全国国際共同利用に供し、生存圏科学の共同利用・共同研究拠点活動を推進しています。赤道大気レーダーは感度がMUレーダーと比べると低いため、赤道大気の構造・運動の観測を主目的とする高機能大気レーダー「赤道MUレーダー」の設置を目指しています。この計画は日本学術会議のマスタープラン2014および2017の重点大型研究計画、文科省ロードマップ2014に採択されるなど、学術界では高い評価を得ています。