アムジェン・スカラー・プログラム参加学生の見学会
2015年8月21日(金)
アムジェン財団の支援で行われている夏期留学「アムジェン・スカラー・プログラム」に参加している留学生20名が生存圏研究所の見学に訪れました。
居住圏環境共生分野で、世界的にも経済的被害の大きいイエシロアリの飼育槽を囲んで、シロアリの生理・生態や食害に関する説明がありました。またラボでは試験用の兵蟻と職儀を間近に観察して、やや複雑な表情です。
一変して木の香りのする標準木材標本室で材鑑全般の説明ののち、歴史的また文化的に貴重な木材標本のいくつかを見学しました。古材から見る事のできる古環境や、伝統建築部材に関して積極的な質問もありました。
森林代謝機能化学分野ではバイオマスの化学構造や植物の微量代謝物を調べる大型分析装置を見学しました。精密な分析から、バイオマスの性質や植物体がどのようにして形成されるかを知ることによって、有効なバイオマス利用法の開発につながることが期待されます。