2019年10⽉20⽇(⽇)、第16回⽣存圏研究所公開講演会を開催しました。宇治キャンパス公開の一環として毎年行っており、今年は118名の聴講者が訪れました。⽣存圏において、⼈⼝爆発、資源枯渇、感染病の蔓延、環境破壊といった諸問題が⽣じる中で、当研究所では、ミッション(=すべきこと)という形をとって、これらの問題に学際的・総合的に取り組んでいます。講演会ではミッションと密接に結び付いたテーマについて、当研究所に所属する三⼈の教員が講演を⾏いました。会場からはたくさんの質問があり、大変盛況な会となりました。
「開会挨拶」生存圏研究所長 渡辺隆司
「樹皮ウォッチングのすすめ」バイオマス形態情報分野 教授 杉山淳司
「オーロラで探る宇宙生存圏の現在・過去・未来」生存科学計算機実験分野 准教授 海老原祐輔
「地球と宇宙の環境を診る」レーダー大気圏科学分野 准教授 横山竜宏
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宇宙は高度何kmから始まるのか考えたことはありますか?
国際航空連盟という組織は、高度100km以上を宇宙空間と定義し、ここを境として航空機と宇宙機を区別しています。一方、地球の大気圏は高度1000km付近まで広がっており、非常に希薄な気体が地球の重力圏に留まっています。この大気圏でもあり宇宙空間でもある領域では、太陽からの強烈な紫外線を受けるため、地上では起こり得ない様々な現象が発生しています。また、国際宇宙ステーションをはじめとする、多数の人工衛星が飛翔する領域でもあります。本講演では、この境界領域が我々の日常生活に及ぼす影響と、様々な観測・研究手法について紹介しました。
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「閉会挨拶」篠原真毅 教授
当日の講演要旨はこちらから