京都大学・ダイセル 包括連携協定が締結され宇治キャンパスに産学共同部門を設置しました
京都大学・株式会社ダイセルは、自然と共生する循環型、低炭素社会の実現、新しい産業の創出などに貢献することを目指し、さらに双方の研究開発資源を最大限に活用するため包括連携協定を締結しました。
同時に、生存圏研究所、化学研究所、エネルギー理工学研究所、農学研究科、人間・環境学研究科、及びダイセルのリサーチセンターは、バイオマスの新しい変換プロセスの開発と持続的循環利用を共通テーマとした基礎的研究と研究成果の社会への還元を目指した包括的研究連携協定を締結しました。
本プログラム推進のため、産学連携研究の拠点となる「バイオマスプロダクトツリー産学共同研究部門」を、生存圏研究所、化学研究所、エネルギー理工学研究所が共同で宇治キャンパス内に設置しました。当研究所の渡辺隆司教授は部門長に着任し、研究所としてもこの新たな取り組みを盛り立てていく所存です。
2021年10月8日にこれらに関する記者発表が行われました。記者発表では、おが屑やウッドチップ、農産廃棄物を室温から風呂温度程度の穏和な条件で有機酸に溶解してから紙とプラスチックの性質を併せ持つ新素材「ウッドペーパー」を製造する方法などの発表もおこないました。
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