バイオマスプロダクトツリー産学共同研究ユニットの小林直子さんらはおが屑など農産廃棄物を可溶化し、フィルムを作成できることを論文発表しました
バイオマスプロダクトツリー産学共同研究ユニットの小林直子さんらは、おが屑、木材チップ、農産廃棄物が、ギ酸に超温和な条件で可溶化して、アクリル樹脂に匹敵する強度のプラスチック様フィルムや、紙の風合いをもつフィルムを作成できることを論文発表しました。この新素材は、石油由来のポリマーや接着剤を含まず、ギ酸はCO2やバイオメタンから製造できることから、持続可能社会への貢献が期待されます。
Reassembly of wood to plastic- and paper-like films via ultra-mild dissolution in formic acid
Materials Advance
https://doi.org/10.1039/D3MA00789H
#キーワード #バイオマス #バイオプラスチック #地球温暖化防止
論文イラストが掲載雑誌の表紙に採択されました。