バイオマス変換分野に岸本崇生教授が着任しました
更新日: 2024/07/12
研究紹介
サステナブル(持続可能)な資源である木材(木質バイオマス)の細胞壁は、セルロース、ヘミセルロース、リグニンからできています。これらのバイオマス成分の成分分離や化学変換などにより有用物質に変換するため、有機化学をベースにした研究を行っています。また、木を固める成分であるリグニンが、植物細胞壁中でどのように生合成されるかに興味があり、リグニンの重合機構の解明や、HSQC NMRスペクトルを用いた構造解析に取り組んでいます。
略歴
1996年 京都大学大学院農学研究科林産工学専攻 博士(農学)学位取得
1997年~1998年 ノースカロライナ州立大学 博士研究員
1999年 森林総合研究所木材化学研究室 博士研究員
1999年~2007年 北海道大学大学院農学研究科応用生命科学専攻木質生命化学分野 助手
2007年~2024年 富山県立大学工学部生物工学科生物有機化学講座 准教授
2024年~ 京都大学生存圏研究所バイオマス変換分野 教授