研究紹介

間の生活領域は地球のまわりの宇宙空間（ジオスペース）まで広がり、ジオスペースの変動は人工衛星の障害に加えて、大気の変動にも影響を及ぼします。計算機シミュレーションは、宇宙プラズマの謎を解明するための強力な手法です。これまでの研究は、シミュレーションを用い、地球放射線帯における電磁波と電子の相互作用を解明することが中心でしたが、これからは、太陽風から大気圏まで観測データを活用する包括的なシミュレーションモデルを開発し、ジオスペースの「謎」を解明しつつ、安心・安全な宇宙生存圏をつくる研究に取り組んでいきたいと考えています。

略歴

2013年　                   台湾　中央大学地球科学学部・太空科学研究科 修士課程修了　修士（理学）
2013年～2015年　台湾　中央研究院地球科学研究所　リサーチアシスタント
2018年　                   京都大学大学院工学研究科電気工学専攻　博士後期課程修了 博士（工学）
2018年～2021年　京都大学生存圏研究所　特定研究員
2021年～2023年　京都大学生存圏研究所　特任助教
2023年～　                現職