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アカシア産業林の持続的・循環的生産システム構築の基盤技術の開発(13)

更新日: 2016/01/05

本プロジェクトは、木質資源を、環境負荷を減らしつつ持続的に生産・利用する方策を確立することを目的としており、生存圏フラッグシッププロジェクトとして、ミッション1~4すべてが主体的に参画する、国際共同研究です。

特に、過去30年以上にわたるインドネシア科学院との共同研究実績の上に、現地アカシア産業林研究フィールドと現地サテライトオフィスを活用しつつ、木質材料の特性解析、樹皮タンニンの利用、木質構造材料利用、バイオマス変換利用、人工林生態調査、炭素循環評価、人工林の気象環境のフィールド観測、衛星リモートセンシングによる人工林動態解析などの小課題を進め、結果を統合的に解析することによりバイオマス資源の持続的生産と利用に向けた統一的研究を先導しています。

研究成果のうち、樹皮タンニン接着剤やセルロースナノファイバーに関する成果は既に実用化されています。また、成果の一部は生存圏データベースとして公開しています。

さらに、以上の研究成果に基づきインドネシア科学院と共に提案した地球規模課題対応国際科学技術協力(JST/JICA,SATREPS)プロジェクト「熱帯荒廃草原の植生回復によるバイオマスエネルギー生産と環境回復」が平成27年度採択され、新規木質材料および木質燃料生産の実用化と荒廃草原植生・環境回復への政策提言などを目指した政府開発援助を進めています。

ju-rc2015-11ss拡大図

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2015年8月13日作成,2015年8月19日更新

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