津田研究室(京都大学生存圏研究所 大気圏精測診断分野)

津田研究室が関わっている研究プロジェクトをご紹介します。

研究プロジェクト

 津田研究室は、以下の研究プロジェクトに関わっています。



現在稼働中のプロジェクト

宇宙利用促進委託事業「高精度測位データを用いた気象予測システムの構築」

目的・概要
GPSの電波を地上や衛星で受信することで、大気や電離層の情報を得る技術が近年注目を浴びていますが、特に、2010 年に打ち上げられた日本版準天頂測位衛星「みちびき」の利点を活かした新しい環境計測の実現に向けて、稠密観測やそれを用いたデータをリアルタイムで解析するシステムを設計・開発しています。
期間
平成22-24年度
本プロジェクトに関係する当研究室の研究内容紹介

特別教育研究経費「超高層大気長期変動の全球地上ネットワーク観測・研究」

プロジェクト公式サイト
目的・概要
超高層大気変動の原因解明に向け、国立極地研究所、東北大学、名古屋大学、 京都大学、および九州大学の5機関が全地球に展開しているレーダー・光学・ 地磁気等の超高層大気の地上ネットワーク観測の連携を促進し、観測データ ベースを有機的に結合させることで、国内外の関連研究者の緊密な研究協力 体制を構築します。
期間
平成21-26年度です。

リーディング大学院プログラム「グローバル生存学大学院連携プログラム」

目的・概要
現代の地球社会は、巨大自然災害や、人為災害、環境劣化といった危険事象や社会不安がますます大きく広がっている。本プログラムでは「グローバル生存学」という新たな学際領域を設定して、(1)人類が直面する危機を乗り切り、人間社会を心豊かにし、その安寧に貢献するという使命感・倫理観にあふれた人材(2)自らの専門性に加えて幅広い視野と知識・智恵によって的確に対策を行うことのできる判断力・行動力を備えた人材を育成します。
期間
平成23-29年度です。

京都大学グローバルCOEプログラム「極端気象と適応社会の生存科学」

プロジェクト公式サイト
京都大学グローバルCOEプログラム「極端気象と適応社会の生存科学」
目的・概要
人類にとって重要な課題で有り続ける気象変動とその適応策に関する研究を推進して 今後の社会のあるべき姿をあきらかにするとともに、この分野において次世代にわたって問題を考え続けるような人材育成を行っています。
当研究室では,事業推進担当者の一人である津田を筆頭に当プログラムを積極的に推進しています.
期間
平成21-25年度です。

「CAWSES-II (Climate And Weather of the Sun-Earth System - II )Towards Solar Maximum

プロジェクト公式サイト
「CAWSES-II (Climate And Weather of the Sun-Earth System - II )Towards Solar Maximum 」
目的・概要

CAWSES

CAWSESの後継プロジェクトであり、SCOSTEP が主導して 太陽活動極大期に向かう時期に、国際共同で太陽-地球系に関する科学の推進を 目指しています。
当研究室は,CAWSES の一翼を担い,関連研究を推進しています.
期間
2009-2013年です。


終了したプロジェクト

地球観測推進システム構築プラン 「GPS掩蔽による気温・水蒸気解析」

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地球観測推進システム構築プラン テーマ2-2課題 「GPS掩蔽による気温・水蒸気解析」
目的・概要
精密衛星測位を用いた斬新なリモートセンシング法であるGPS掩蔽について,屈折率プロファイルを精度良く求めるアルゴリズムを開発し,気温と水蒸気プロファイルを解析するソフトウェアを開発しました.また,GPS掩蔽データを数値予報モデルに同化し,気象予測精度の向上や熱帯における気温・水蒸気の時空間変動特性を研究しました.
期間
H17-19年度。プロジェクト終了後の現在も活発に研究を展開しています。
本プロジェクトに関係する当研究室の研究内容紹介

科学技術振興調整費「精密衛星測位による地球監視技術の開発」

プロジェクト公式サイト
科学技術振興調整費「精密衛星測位による地球監視技術の開発」
目的・概要

「精密衛星測位による地球監視技術の開発」イメージ画像

地球温暖化、水環境ならびに宇宙天気といったグローバルな地球環境を長期的に監視するには、安定した地球観測が必要とされています。
本プロジェクト(代表:津田敏隆)では、キャリブレーション・フリーの精密衛星測位を活用した斬新な発想による地球環境監視技術である「GPS掩蔽」と「衛星重力ミッション」に関する基礎技術開発を行いました。
期間
プロジェクト期間はH14-16年でしたが、科学技術振興調整費終了後の現在も、次の展開を目指して活発に研究を進めています。
本プロジェクトに関係する当研究室の研究内容紹介

京都大学21世紀COEプログラム「活地球圏の変動解明 --アジア・オセアニアから世界への発信」

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京都大学21世紀COEプログラム「活地球圏の変動解明 --アジア・オセアニアから世界への発信」
目的・概要

KAGI21

本プログラムでは,地球上の最大の変動域であるアジア・オセアニアを突破口に,「活地球圏」に関する世界最高水準の研究教育拠点を形成する活動を実施しました。
期間
平成15-19年度です。

科学研究費特定領域研究「赤道大気上下結合」

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科学研究費特定領域研究「赤道大気上下結合」
目的・概要

「赤道大気上下結合」CPEAイメージ画像

年間平均で最大の太陽入射を受け,地球の大気大循環の要ともいえる赤道域大気は,対流圏から,成層圏,中間圏,電離圏・熱圏にいたる広い高度領域にわたって,大気波動などを介して結びついています.それを総合的な観測によって解明するのが本プロジェクトの目的です.
当研究室は,深尾研究室など学内外のグループとともにこのプロジェクトを担っています.
期間
平成13-18年度です。
本プロジェクトに関係する当研究室の研究内容紹介

「CAWSES: Climate And Weather of the Sun-Earth System(太陽-地球系の気候と天気)」

プロジェクト公式サイト
「CAWSES: Climate And Weather of the Sun-Earth System(太陽-地球系の気候と天気)」
目的・概要

CAWSES

太陽-地球系の物理に関する国際的な科学委員会 SCOSTEP が主導するプロジェクトで,国際共同によって太陽-地球系に関する科学及び応用面での様々な貢献を目指します.
当研究室は,CAWSES の一翼を担い,関連研究を推進しています.
期間
2004-2008年です。

アジア・アフリカ学術基盤形成事業「赤道大気圏のアジア域地上観測ネットワーク構築」

プロジェクト公式サイト
目的・概要
赤道域の大気圏は地球環境変動を駆動する大変重要な役割を果たしていますが、 従来のこの領域の「国際共同研究」では観測装置類を日本から持込み、 観測実施については各国の協力を得ていたものの、 先端的研究課題の追求は主に日本側で行われいました。 本プロジェクトでは、この状況を改善すべく、 赤道大気圏の重要性に関するセミナーなどを開催して 国際共同研究や技術移転を進めることで、各国に研究グループおよび 研究指導者を育成し、地球環境変化に重要な役割を果たしている赤道大気の振る舞い を国際共同研究する人材ネットワークが作ることを目指して活動を実施しました。
期間
平成20-22年度です。
- TSUDA Laboratory - Research Institute for Sustainable Humanosphere [Contact]