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CPEAシンボルマーク

重なり合う4つの逆三角形は、対流圏、成層圏、中間圏、及び電離圏中を伝わる大気波動が高度とともに振幅を増大させ、それらがお互いにカップリング(上下結合)していることをイメージしている。

 本研究領域の最終報告書を掲載いたしました(PDFファイル)

 (速報!!)本研究領域の事後評価結果が公表されました。

評価結果:A+(期待以上の研究の進展があった)(PDFファイル)

おかげさまで、最高位の評価を得ることができました。
関係各位のご支援に感謝します。ありがとうございました。


 公開シンポジウム「地球環境の心臓―赤道大気の鼓動を聴く―」を
2007年9月20〜21日に開催いたしました。
多数のご参加ありがとうございました。

公開シンポジウムのポスター (PDFファイル)


研究組織


領域代表者: 深尾昌一郎 (京都大学生存圏研究所・教授)

総 括 班 
   赤道大気上下結合
研究項目A01  赤道大気レーダー長期連続観測による赤道大気波動の解明  (代表:山本衛)
研究項目A02  赤道大気レーダー高度利用技術と環境計測の研究 (代表:佐藤亨)
研究項目A03  赤道域における対流雲発生機構と降水システムの研究 (代表:古津年章)
研究項目A04
  赤道域の大気波動の四次元構造とエネルギー輸送の研究 (代表:津田敏隆)
研究項目A05  大型高機能ライダーの開発と赤道大気鉛直構造の観測 (代表:長澤親生)
研究項目A06  赤道大気エネルギーによる熱圏変動の研究 (代表:小川忠彦)

観測設備・施設


 観測データ公開のページ へ 

EARサイト (インドネシア西スマトラ州コトタバン)および周辺


赤道大気レーダー(EAR), 境界層レーダー(BLR), Xバンド降雨レーダー, 流星レーダー, イオノゾンデ (情報通信研究機構との協同), Xバンドドップラーレーダー (ブキティンギ近郊), 小型ミーライダー, ナトリウムライダー, レイリーライダー, ラジオゾンデ観測(観測キャンペーン等に応じて打上げ), 赤道大気レーダー用RASS観測装置, 水蒸気プロファイル放射計, ビデオ型雨滴計, 全天大気光イメージャ, 1周波GPS受信機・2周波GPS受信機, 磁力計, 分光温度計, 他

その他の地点


MFレーダー2機 (ポンティアナ, パムンプク), ナトリウムライダー(バンドン), ラジオゾンデ観測 (観測キャンペーンに対応して、インドネシア・マレーシア・シンガポールの計最大7ヶ所から放球、一部については地球環境観測研究センターとの協同), 他

活動状況・おしらせ


 観測キャンペーン(CPEA-I/CPEA-II)のページ へ 

おしらせ


活動状況


2007年

2007年9月20-21日
公開シンポジウム「地球環境の心臓―赤道大気の鼓動を聴く―」を成功裡に開催いたしました。
(シンポジウム会場:東京国際交流館・プラザ平成)専用HP

2007年6月
赤道大気レーダー観測の総データ量が1TBを突破しました。

2007年3月19日〜23日
赤道大気上下結合国際シンポジウムを開催いたしました。(京都大学百周年時計台記念館)。専用HPはこちら。
集合写真はこちらです(約9メガバイトあります。ご注意ください。)

2003〜2007年
GPSシンチレーション観測から、東南アジア域のプラズマバブル発生の年・月変化を初めて解明しました(A06)

2006年

2004〜2006年
TRMM LISとOLRのコンポジット解析から,MJOの活発・不活発に対して,雷の頻度が逆にMJO不活発期に活発になることを発見しました(高薮他:Dynamics of Atmospheres and Oceansに発表)

2006年
プラズマバブルの発生に対流圏からの惑星波や短周期重力波が関与していることを指摘しました(A06)

2006年12月
1993年-2006年のMFレーダー(インド)の平均南北風の長期変動から2年周期の変動が成層圏のQBOの変動と良い対応を見出しました。また、極向きの平均風が弱まるトレンドも見られました。

2006年10月
高度12kmまでの大気重力波の季節変化、年々変化をEARの2002-2006年のデータから明らかにしました。

2006年10月
赤道上で5-8日周期の大気波動が対流活動で励起され、成層圏下部以下では東向きに伝搬するケルビン波が、それより上方MLT領域まででは西向きに伝搬するロスビー波が卓越することをレーダー、ラジオゾンデ、衛星などの複合解析で明らかにしました。

2006年9月14日〜15日
平成18年度のCPEA公開ワークショップを開催しました。CPEA公開WSのプログラムはこちら(PDFファイル)

2006年9月
赤道大気観測所の衛星通信システムを更新しました。

2006年3月22日
「赤道域対流圏・成層圏結合に関する研究集会」(京都大学生存圏研究所のプロジェクト研究集会)が京都大学生存圏研究所で開催されました。CPEAの中層〜超高層大気研究を中心とする最近の研究成果がの発表と議論がありました。プログラム: こちらをご覧下さい(PDFファイル) 発表内容: こちらをご覧下さい

2006年1月23日
「赤道域中間圏・熱圏・電離圏結合に関する研究集会」(京都大学生存圏研究所のプロジェクト研究集会)が京都大学生存圏研究所で開催されました。CPEAの中層〜超高層大気研究を中心とする最近の研究成果がの発表と議論がありました。プログラム: こちらをご覧下さい(PDFファイル) 発表内容: こちらをご覧下さい

2005年

2005年まで
地磁気共役性を示す中規模伝搬性電離圏擾乱と巨大プラズマバブルを発見し、その特性を解明。また、巨大プラズマバブルは南北赤道異常内に出現する数百〜1000 kmスケールの大規模電子密度構造内に存在していることを発見。これらにより、南北電離圏間の水平結合の重要性を指摘しました(A06)

2005年12月25日
インドネシア研究技術省(RISTEK)のクスマヤント研究技術大臣が赤道大気レーダーを訪問されました。インドネシア航空宇宙庁(LAPAN)、インドネシア技術評価応用庁(BPPT)、インドネシア気象地球物理庁(BMG) からの参加者と共に、レーダーサイトに設置された観測機器を見学されました。(写真1写真2)

2005年11月24日〜12月24日
第2回マルチスタティックレーダー観測を実施しました。 延べ12名が参加しました。12月2日〜21日の間、データを取得できました。

2005年12月23日
CPEA-II観測キャンペーンを無事終了しました。皆様のご協力に感謝します。

2005年12月19日
VHFレーダーによる電離圏イレギュラリティの観測が本格的に始まりました。同装置は設置後の調整が進められておりましたが、本日までに必要な改修と確認作業が終了しております。本研究領域で予定していた観測装置が全て完成いたしました。

2005年12月9日
現在行われているCPEA-IIラジオゾンデ集中観測に関して、QL図の公開を始めました。25km付近の強烈な東西風シアーなど、前回のキャンペーンとは異なった様相が見えて来ています。(数日に1回程度更新予定)。観測の現状なども出来るだけ随時アップデートしております。

2005年12月7日
12/7 12:30-13:00ごろ、EARサイトから「水平虹」と呼ばれるめずらしい現象が観測されました(写真)。今回の現象は「水平環」と呼ばれるものです(説明サイト参照)。大気中に六角柱状の氷晶があり太陽天頂角が高いときに現れます。普通の虹とちがって内側が赤になっています。原因となる氷晶はEARサイト上空の巻雲に属しており、EARサイトにある小型ライダーによって捉えられています。

2005年11月28日〜12月2日
インドネシアの民放テレビ局MetroTVによってEARとCPEA-IIの現地取材が行われました。我々の研究活動の模様は、来年1月中にMetroTVによって放送される予定です。

2005年11月24日 15:06 JST
本日よりラジオゾンデ集中観測がスタートいたしました。各観測地点でのテスト観測を終え、11月23日13時LT (= 15JST = 06Z) の ゾンデ第一号が無事放球されました。 今後コトタバンでは基本的に 00Z, 06Z, 12Z, 18Z の4回の放球に加えて、 3日に一度の1時間間隔集中観測が予定されています。 上記4回の定時放球に関しては、関係者の御尽力によりGTS送信が実現します。25日に7発の連続観測テスト、27日に13発の連続観測テストを行い、30日以降は3日に一度の1時間間隔集中観測が行われます。

2005年11月24日〜12月24日
第二次国際観測キャンペーン(CPEA-II)が実施されます。CPEA-IIでは、EARサイトから多数のラジオゾンデを打ち上げる予定にしております。特に数日間隔で1時間毎の観測を実施いたします。またラジオゾンデ観測データをWMOの国際的な気象データネットワーク(GTS)に随時送信する予定にしております。

2005年11月24日
巻雲観測キャンペーンが全て終了しました。

2005年11月20日
電離圏イレギュラリティ観測用VHFレーダーについて、システム電源の不調や落雷による故障などの問題点を解決し、観測準備が整いました。

2005年11月18日
赤道大気観測所にて、巻雲観測キャンペーンにおけるラジオゾンデ集中観測がスタートしました。 赤道大気観測所のLAPANスタッフにより、地方時19時からの3時間間隔・4回/日のラジオゾンデ観測を実施しています。

2005年10月
ジャカルタでの流星レーダー観測およびインドのMFレーダー観測から、低緯度MLT領域の1日周期大気潮汐波の年々変動を明らかにしました。MLT潮汐の変動に対流活動に起因するnon-migrating tideが強く関わっていること、ENSOによる潜熱過熱変動あるいは水蒸気変動が潮汐の変動の原因となることを明らかにしました。

2005年10月8日
赤道大気レーダー・北大ドップラー気象レーダー・首都大学ライダーによる観測キャンペーンがス
タートしました。京大生存研・AMSTEC/IORGC・北大・京大理・インドネシア技術評価応用庁(BPPT)の
スタッフにより観測を実施しています。巻雲の生成・維持・消失機構の解明のほか、対流活動に伴う
鉛直流の時間高度変動・降雨粒形分布の解明を目的としています。

2005年10月1日
2004年3〜5月に実施された観測キャンペーンCPEA-Iからの結果を論文にまとめ、日本気象学会の気象集誌(Journal of Meteorologial Sciety of Japan; JMSJ)の特集号として発表することにしております。現在、論文の投稿を受付けています。2006年6月ごろの発刊を予定しています。

2005年9月15日〜16日
平成17年度CPEA公開ワークショップが松江市の松江テルサで開催されました
プログラム (pdf)

2005年8月28日〜9月1日
第2回観測の準備を行ないました。 サイトAをEARより西1100mに再設定しました。

2005年8月30日
EARの運営は、京都大学生存圏研究所(RISH)とインドネシア航空宇宙庁(LAPAN)の間の協定書をもとに実行されて来ました。今般、2000年に締結した協定書の期限を迎えましたので、今後の5年間のための協定を新たに締結いたしました。また2005〜2006年の計画の実施方針を示すPlan of OperationをRISHとLAPANの担当者間で策定いたしました。

2005年7月6日〜22日
CPEAで設置される最後の大型観測装置である電離圏イレギュラリティ観測用VHFレーダーをEARサイト
に設置する作業を実施し、完成しました。

2002年10月〜2005年6月
全天カメラデータの統計解析から、上部中間圏の短周期重力波の特性を解明しました(A06)

2005年5月20日
新聞報道:「スマトラ沖地震の振動300km上空に影響」 中日新聞他9社(A06)

2005年5月
EARサイトにVHFレーダー(30.8 MHz、ピーク出力20 kW)を設置し、同年12月19日から連続観測を開始しました(A06)

2005年3月17日(木)  ≫≫ プログラム (pdf. )
 場所:京都大学生存圏研究所 遠隔講義室HS109 (1F)
 全国共同利用化に向けた第9回生存圏シンポジウム 「赤道大気レーダーによる電離圏研究とその広がり」 

2005年1月18日
CPEA関連の国際会議International workshop on equatorial and low latitude atmosphere studies by MLT radar network observationsを京都大学宇治キャンパスで開催しました。

2004年

2004年12月26日
スマトラ巨大地震による電離圏擾乱を発見しました(A06)

2002年10月〜2004年10月
全天カメラデータの統計解析から、熱圏高度で見つかった中規模大気波動の特性を解明しました(A06)

2004年9月22日 科学技術・学術審査会において、第2回中間評価結果、
      「A」(現行のまま進行すればよい)、を受けました。 ・・・詳細・・・


2004年9月24日〜29日
第1回マルチスタティックレーダー観測を実施しました。

2004年8月23日〜30日
EAR観測所より西1300m(サイトA)および南1300m(サイトB)へのアクセス道路の建設を開始しました。 ディジタル受信システム実験の準備を行ないました。

2004年6月
赤道大気レーダー観測の総データ量が500GBを突破しました。

2004年4月10日〜5月9日
CPEA-I観測キャンペーン(ゾンデ,XDR観測)を実施しました. MJOのフェー ズ変化を捉えることに成功しました. その後,MJOフェーズ変化に伴う降雨構造,雨滴粒径分布,雷特性,熱収支など,様々な降雨季節内変動の様相を捉えることに成功しました.(JMSJ CPEA特集号の一連の論文,GRLに発表)

2004年3月10日〜4月3日
CPEA-Iの中で「電離圏・熱圏・上部中間圏」強化観測を実施しました(主メンバー=A06班)

2004年3月〜5月
第一回国際観測キャンペーン(CPEA-I)を実施しました。 ・・・詳細・・・


2004年3月
PameungpeukでMFレーダー観測開始しました。これによってインドネシア国内での中間圏・下部熱圏レーダーのリージョナルネットワーク観測が完成しました。

2004年2月
EARサイトに高感度分光フォトメータを設置し、連続観測を開始しました(A06)

2004年2月後半
XDRの設置が完了しました。

2004年2月14日
XDRが現地に到着しました。

2004年2月4日
XDRの通関作業が終了しました。

2004年1月11日
XDRがジャカルタに到着しました。

2003年

2003年
数mの空間スケールを持つ電離圏電子密度擾乱がプラズマバブル内に局在することを発見しました(A06)

2003年12月
2002年11月のデータ解析から,スマトラ域の詳細な降雨階層構造を明らかにすることに成功しました.(柴垣他:Monthly Weather Reviewに発表)

2003年12月
境界層レーダーを更新しました。

2003年12月21日〜28日
EAR観測所より西700mの地点でディジタル受信機の予備実験を行ないました。

2003年12月27日
XDRが石狩港を出港しました。

2003年12月20〜26日
シンガポール気象局,マレーシア気象局でゾンデ観測の協力を依頼しました。バンドンCOEオフィスでセミナーを実施しました。

2003年12月4日〜5日
平成15年度CPEA公開ワークショップが豊橋市のホテルアソシア豊橋で開催されました

2003年11月9日
信楽MU観測所にてディジタル受信機の予備実験を行ないました。

2003年10-11月
流星およびMFレーダーで高度90km付近で強い1日周期大気潮汐波が観測されました。積雲対流起源の東向きに伝搬するNon-migrating tideと示唆されます。

2003年3月
Kototabangの流星レーダーに干渉防止用のアンテナを増設しました。

2003年2〜3月
RASS工事,Xバンドレーダーメンテナンス,2DVD設置・調整,ラジオメータ修理を行ないました。

2003年1月
EARサイトに磁力計とGSPシンチレーション受信機(3台)を設置し、連続観測を開始しました(A06)

2003年1月17日〜23日
EAR観測所内に降雨減衰測定装置を設置しました。 以後現在まで連続観測を実施しています。

2002年

2002年12月
全球赤道域と比較して,海洋大陸域の降水特性の特徴を明らかにしました.(高薮)

2002年11月
KototabangのEARサイトで流星レーダー観測を開始しました。

2002年10月下旬〜11月初旬
10台のスピーカーを用いたRASS観測を実施しました。

2002年10月
EARサイトに大気光観測用全天カメラ、パダンのアンダラス大学に電離圏全電子数観測用GPS受信機を設置し、連続観測を開始しました(A06)

2002年9月23〜28日
LAPANのMahdi長官とAdi次官が来日しました。

2002年9月18日〜23日
EAR観測所を現地調査しました。受信専用サイトA,B候補地を踏査しました。

2002年9月19日
EARサイトのXバンドレーダーの運用を開始しました。

2002年6月25〜27日
インドネシアにおいて赤道大気レーダー一周年記念行事を開催しました。

2002年6月
PontianakでMFレーダー観測開始しました。

2002年3月
Kototabangで流星レーダー設置のための電界強度測定(ノイズ 計測)を行い、送受信周波数を決定(37.7MHz)しました。

2002年3月25日
赤道大気観測所に衛星通信システムを導入しました。

2002年3月
赤道大気レーダーによる初のFAI観測を実施しました。

2002年3月18〜22日
EPIC(Equatorial Processes Including Coupling)国際シンポジウムを宇治キャンパス木質ホールで開催しました。 ・・・詳細・・・

2002年3月初旬
ラジオメータ,ORG,マイクロレインレーダ(MRR),微気圧計その他の設置,試験を実施しました。

2001年

2001年12月
赤道大気レーダー観測の総データ量が100GBを突破しました。

2001年10-12月
DAWEX (Darwin Area Wave Experiment)キャンペーン: 赤道域での積雲対流による大気波動の励起、伝搬特性を解明するために、2001年10-12月に北オーストラリアの中心都市であるDarwin 周辺で豪・米と共同で国際共同観測を実施しました。

2001年11月
赤道大気レーダーによる初のFDI観測を実施しました。

2001年11月
赤道大気レーダーによる初のRASS観測を実施しました。

2001年10月30日-11月5日
A01, A03, A04, A05, A06各班がLAPAN/HQ, LAPAN/BandungおよびEARサイトを訪問。観測機器の設置や搬入などの打ちあわせを行ないました。

2001年9月
バンドン郊外TanjungsariでのOH大気光イメージャ観測で中間圏の重力波の伝搬方向が中緯度と大きくことなり赤道域の対流活動を反映していることが示唆されました。

2001年7月
赤道大気レーダーによる観測データベースの公開を開始しました。

2001年6月26日
赤道大気観測所開所式を開催しました。

2001年6月
赤道大気レーダーのリモート制御による連続観測を開始しました。

2001年3月23日
赤道大気レーダーが完成しました。


連 絡 先
京都大学生存圏研究所(RISH) 〒611-0011宇治市五ヶ庄 
E-mail:cpea-admin@rish.kyoto-u.ac.jp

 最終更新日
 15 September 2007