津田研究室(京都大学生存圏研究所 大気圏精測診断分野)

津田研究室で用いられている観測機器をご紹介します。

観測装置 / 大型大気レーダー

 VHF帯の電波を上空に送信すると大気中の乱流による屈折率の揺らぎや電離圏の電子などからの微弱な散乱電波が受信でき、大気の運動(風速)や電子密度などの情報が得られます。成層圏、中間圏、電離圏などを観測するためには大型のアンテナと高出力の送信機が必要です。

MUレーダー

 滋賀県甲賀市信楽町にある中層・超高層大気観測用大型レーダーで、アジア域最大、世界最高性能の大気観測レーダー。アクティブフェーズドアンテナを有する。46.5MHz, 1MW出力。深尾研と共同で運用している。1984年より運用している全国共同利用研究施設。

EAR(赤道大気レーダー)

 MUレーダーとアンテナはほぼ同じ大きさで、出力は1/10の大気観測レーダー。地球大気の駆動源である赤道大気を観測するために2001年に京都大学とインドネシア航空宇宙庁(LAPAN)との共同で設置された。47MHz, 100kW. 深尾研との共同プロジェクト。

当装置が用いられる研究

 当装置は、以下の研究において用いられています。

光・電波による地上からのリモートセンシング
総合観測
- TSUDA Laboratory - Research Institute for Sustainable Humanosphere [Contact]