津田研究室で用いられている観測機器をご紹介します。
電波と音波を用いて上空の大気温度を計測します。MUレーダーの周囲に設置したスピーカーから音波を上空に発射します。条件が整うとその波面が進んで行く速度をMUレーダーで観測でき、大気温度と音速の関係式を用いて、上空の大気の温度を求めることが出来ます。
赤道大気レーダーでも同様の観測を行っています。
MUレーダーの周辺に当研究室の開発した多数のスピーカシステムを配置し、周波数80-120Hzの音波を発射して上空の温度分布を測ります。夏だと20kmの成層圏まで、他の季節も10kmまでの温度分布が数分毎にわかります。
赤道大気レーダー(EAR)でも、MUレーダーRASSで開発したものと同様のスピーカを配置しています。
当装置は、以下の研究において用いられています。