津田研究室で用いられている観測機器をご紹介します。
レーザー光を上空に放射し、大気分子、エアロゾル(雲・ダスト等)などからの散乱光を望遠鏡で集光して検出することにより、上空の大気の温度、組成(水蒸気、オゾン量など)、エアロゾル特性、風速などを測定する装置です。
2000年に信楽MU観測所に導入された大型のライダーで、地上から上空90kmまでの温度を連続的に観測できるほか、対流圏の水蒸気をモニターできる。Nd:YAGレーザーの532nm, 30Wの緑色の光の散乱を直径82cmのカセグレン望遠鏡で受信する。
高性能の回転ラマン散乱受信系でエアロゾルの多い対流圏の温度も計測出切るのが特徴。
2004年より開発中の可搬型の水蒸気ラマンライダー。高度200mの水蒸気を常時モニターする目的で開発。昼夜に関わらず境界層の水蒸気量をモニターできる。
当装置は、以下の研究において用いられています。