津田研究室で用いられている観測機器をご紹介します。
カーナビゲーションなどでお馴染みのGPSは、そもそも 地球上で3次元的に「位置」を正確に求めるためのものですが、電波を利用しているため、空気中の水蒸気などの影響で僅かな誤差が生まれます。ところが逆に受信機の位置が正確に分かっていれば、誤差の大きさから大気中の水蒸気量が 推定できます。
津田研ではこの手法で従来の方法では難しかった 水蒸気量の短時間変動などを求めています。
地上に設置して上空の水蒸気の総量(可降水量)を求めるのに使用されます。
ブラジルEQUARS衛星(2007年打ち上げ予定)に搭載され、上空750kmでGPS衛星電波を受信し、地球の影に隠れる(掩蔽)ときの電波遅延から大気温度、水蒸気、電離層電子密度の高度変化をグローバルに観測し、天気予報の改善にも貢献します。
当装置は、以下の研究において用いられています。