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生存圏フォーラム 第27回連載コラム

皆さんが住まれている「木造住宅」ですが、どれくらいの対応年数を見込んでいると思いますか?減価償却をするまでの期間、その資産価値によって税金を払い続けるのですが、その期間は22年となっています。要するに、22年経つと資産価値がなくなると言うことになります。しかし、実際にはもっと長く住まうことが可能ですよね。そして、この期間を長くすることがお得であることは言うまでもありません。良い状態を長く保つためにメンテナンスを実施し、また住まい方が陳腐化しないようにリフォームをするということが現状おこなわれています。最近、地震が多く起こっていますが、このリフォームの時に、地震などの対策として耐震補強を施すことが大事です。木造住宅は建てたときから少しずつその性能を失っていくと考えられています。木材自体の対応年数は生物等による劣化を受けない限り100年以上はありますが、木造住宅は様々な材料が合わさってできあがっているため、不具合も出てきます。これらを未然に防ぐ、または不具合に素早く対処する、そして元の状態に戻す、またはより良くするということによって、木材の特長を活かした人間生活の場である「生活圏」の信頼性向上が担保できるようになります。こんなことに貢献できればと思っています。(生存圏フォーラム会員 広島大学准教授 森 拓郎)