京都大 矢野グループがおこなった、セルロースナノファイバー研究プロジェクトの概要および成果、国から委託を受けて実施した調査の成果等をご紹介します。
研究プロジェクトResearch Projects
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「高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造技術と部材化技術開発」報告書(2013年度‐2019年度NEDO事業)
2013年度から2019年度に行ったNEDO・CNF強化樹脂材料の製造プロセス開発に関 する成果報告書です。盛りだくさんの内容の中にCNF材料製造に関するヒントが 沢山含まれています。 -
環境省NCVプロジェクト(2016年度‐2019年度)
鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上の強度を有する次世代素材CNF(セルロースナノファイバー)を活用し、平成28年に自動車で10%程度の軽量化を目標とするNCV(Nano Cellulose Vehicle)プロジェクトが始動しました。京都大学をはじめ21の大学、研究機関、企業等のサプライチェーンで構成される一気通貫のコンソーシアムを2016年10月26日に設立し、CNFを活用した材料、部材、自動車部品等の製品開発及び各段階の性能評価、CO2削減効果の評価・検証に取り組みます。 -
成果発表2011
(11.5MB)
成果発表2013
(7.5MB)
成果発表2012 (17.0MB)
成果報告書
(7.5MB)
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(4.5MB)セルロースナノファイバー強化による自動車用高機能化グリーン部材の開発
(2010年度-2012年度 NEDO グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発事業)
自動車の部材開発に特化した研究開発を行いました。2013年2月28日で研究を終了いたしました。毎年年度末に成果発表を行い、その要旨集の一部を載せています。「セルロースナノファイバー最前線」2011、「未来の自動車は植物で創る」2012、「生物が創り出すナノ繊維~セルロースナノファイバー 広がる用途開発~」2013。 (委託先:王子ホールディングス(株)、三菱化学(株)、DIC(株)、星光PMC(株)、京都市産業技術研究所、京都大学。アドバイザー:トヨタ車体(株)、スズキ(株)、日産自動車(株)、(株)デンソー、(株)日本製鋼所、パナソニック(株)、日本ペイント(株))
■2013.3.1- 本プロジェクトの成果サンプルの提供を開始しました。 -
成果発表2010
(9.6MB)変性バイオナノファイバー(セルロースナノファイバー)の製造および複合化技術開発
(2007年度-2010年度 NEDO 大学発事業創出実用化開発事業)
セルロースナノファイバーに関する京大のシーズ技術を用いて、PP樹脂、ゴム及び不飽和ポリエステル樹脂との複合化に優れた変性セルロースナノファイバー製造ならびにその複合化技術の実用化研究開発を行ったプロジェクトです。成果発表会の要旨集の一部を載せています。 「百年前を振り返り、次の百年を目指すバイオ材料を基幹産業のひとつに」2010 (日本製紙(株)、王子ホールディングス(株)、三菱化学(株)、DIC(株)、星光PMC(株)、住友ゴム工業(株)、(独)産業技術総合研究所中国センター、京都市産業技術研究所、京都大学) -
概要
(497KB)バイオマスナノファイバー(セルロースナノファイバー)の製造と高植物度ナノコンポジットの開発
(2005年度‐2007年度 経済産業省地域新生コンソーシアム研究開発事業)
安価なセルロースナノファイバーの製造技術の開発、および鋼鉄に匹敵する強度でガラス並みの低熱膨張を持つ植物度の高い複合材料を開発することで、これまで応用が困難であったIT端末ボディ・自動車外装材・歯車・プーリー等機械要素部品等への実用化を図ることを目的にした研究プロジェクトです。プロジェクト概要を載せています。 (阿波製紙(株)、木村化工機(株)、スターライト工業(株)、トヨタ車体(株)、松下電工(株)、三菱化学(株)、京都市産業技術研究所、京都大学) -
フレキシブル基板材料の改良、および生産材料の選定、解繊技術の検討および見極めに関する研究 (5.93MB)(2005年度‐2008年度 JST 科学技術振興調整費産学官共同研究の効果的な推進事業)
下記の包括的産学融合アライアンス(京大アライアンス)メンバーで取り組んだ国プロです。「フレキシブルユビキタス端末の実現」という大テーマのもとで複数チームで開発しました。国に提出した成果報告書を載せています。 (日本電信電話(株)、パイオニア(株)、(株)日立製作所、三菱化学(株)、ローム(株)、京都大学、(九州大学)) [出所:JST成果報告書データベース、Copyright:JST] -
概要
(440KB)エレクトロニクスデバイスにおける ミクロフィブリル化セルロース繊維材料の用途研究
(2002年度-2009年度 包括的産学融合アライアンス(京大アライアンス))「有機エレクトロニクス・デバイスの研究開発」という大テーマのもと、複数の研究チーム(他大学を含む)で総勢約150名(企業70名、大学80名)が参加した伝説のプロジェクトです。矢野グループはその中で本テーマに取り組みました。 (日本電信電話(株)、パイオニア(株)、(株)日立製作所、三菱化学(株)、ローム(株)、京都大学(九州大学、京都工芸繊維大学、滋賀医科大学))
ナノセルロースシンポジウムSymposium
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要旨集(※注意:容量重い/PDF 29.3MB)《新型コロナウィルスの予防のため中止》2020年2月27日 「構造用CNF材料の開発と自動車への応用」(@京都テルサホール)
要旨集(※注意:容量重い/PDF 11MB)2019年3月4日 「軽くて強いナノ材料ーシューズから自動車へー」(@京都テルサホール)
要旨集(※注意:容量重い/PDF 12.4MB)2018年2月27日 「CNF材料を俯瞰するー原料検討から自動車までー」(@京都テルサホール)
要旨集(※注意:容量重い/PDF 18.8MB)2017年3月13日 「CNF材料開発は異分野連携で」(@京都テルサホール)
要旨集(※注意:容量重い/PDF 22.6MB)2016年3月22日 「構造用セルロースナノファイバー材料の社会実装に向けて」(@京都テルサホール)
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要旨集(※注意:容量重い/PDF 23.3MB)2015年3月20日 「進む!セルロースナノファイバープロジェクト」(@京都テルサホール)
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要旨集 (PDF 8.1MB)2014年3月25日 「セルロースナノファイバー ~日本には資源も知恵もある~」(@京都テルサホール)
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要旨集
(京大資料のみPDF 7.71MB)2012年10月5日 「Nanocellulose Summit2012」~A Paradigm in Nanocellulose Materials -From nanofaibers to nanostructured fibers~(@京都テルサホール)
調査Surveys
国から委託を受けて実施したセルロースナノファイバーに関する調査です。調査報告書を載せています。
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バイオナノファイバーの製造と利用に関する欧米研究動向調査
(2007年度NEDO 国際共同研究先導調査事業)調査報告書(PDF:21.1MB) [出典:NEDO成果データベース、Copyright:NEDO]
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サステナブルバイオによる軽量自動車部材の開発に関する調査
(2009年度NEDO エコイノベーション推進事業)調査報告書(PDF:24.0MB) [出典:NEDO成果データベース、Copyright:NEDO]
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バイオナノファイバー原料としてのバイオマス資源調査
(2008年度NEDO 研究者派遣型国際共同研究調査事業)調査報告書(PDF:22.1MB) [出典:NEDO成果データベース、Copyright:NEDO]