京都大学生存圏研究所 材鑑調査室

 

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古材とは

京都大学生存圏研究所所蔵 小原古材コレクション

古材とはかつて、お寺などの建築部材として一度使われて古くなった材です。

小原氏と古材コレクション

材鑑調査室には、小原二郎氏(千葉大学名誉教授)によって寄贈された、京都・奈良を中心とする寺院の柱材などの建築材が208点保管、展示されています。

古材コレクションには、飛鳥時代の法隆寺から江戸時代の二条城まで、各時代を代表する建築物の部材があり、当時の木材利用を知る手掛かりとなります。これらの部材は、昭和20年からの10年ほどの期間で集められたもので、主に、寺院の修理解体のときに譲り受けたものです。

小原氏の研究である古材の耐久性の研究に用いられた後、その文化的価値をかんがみ、2005年に材鑑調査室に寄贈されました。今回は、古材コレクションの文化的価値に焦点を当て、紹介したいと思います。