オフキャンパスの矢崎
命を懸けた趣味
命を懸けた趣味とは・・「美味しいものを食べること」 (何と平凡な!)
美味しいものを食べると幸せになりますよね。
私は、美味しいものを食べ、美味しいものを飲むのに目がありません。
少々高かろうが量が少なかろうが、美味しければそれでいいんです。全然もったいなくないんです。
食べることが好きですから、もちろん食べに行くのも大好き。
最近は、歳のせいかどんどん和食が好きになってきているので、あまりフランス料理とかは行きませんが、味そのものは好きです。
京都は和食のおいしいお店が多くて良いですね。懐石なんかも大好きですしスッポンなんか大好物です。
でも、やっぱりいつ食べても美味しくて、飽きが来ないのはお総菜ですね。
京都ではおばんざいと言ってますが、おばんざいのおいしいお店なんかも、京都には結構あります。
でも、自分で作るのも結構好きです。
自分では作りませんが、お寿司も良いですね。
私は白身と光り物が好きです。最近食べて美味しかったのは、北海道で食べたソイかな。
メヌケなんかも良いですね。いつぞや金沢で食べたアラ(スズキの仲間の方です)なんかも個性がありましたね。
光り物は、特に鮮度が命です。私は割とサヨリが好きで、旬になると必ず食べたくなります。
生のサバも美味しいですが、最近は油が強すぎてちょっと苦手になりつつあります。
赤身になりますが、マグロのヅケなんかも美味しいですね。トロはやはり私には油が強すぎてもう一つ、飛びつきたいほどの魅力は感じないのですが・・・。
それに対して、カツオは好きですね。お寿司も良いけど、たっぷりのタマネギと味噌とをたたき込んで作ったナメロウなんかはもう、最高!私の作るナメロウ、美味しいですよ。
なぜ命を懸けてるかって?
そりゃ、フグが大好きだからです。私は、もう明日の朝は目を覚まさないから、今日の晩ご飯に何を食べたい?と聞かれたら、「フグの白子」と迷わず答えます。
あれは、うまいっ!!!
私は生より、テッチリに入れたり、単に焼いただけのものが好きです。地上にアレ以上美味いものは無い、と思うくらい美味しいです。
私、養殖技術には敬意を払っているんです。あの技術がなかったら食べられない魚や海老などたくさんありますから。
でも、鮎だけはいけません。鮎の養殖だけは、もう無残なもんです。ハマチのような味さえするもんね。
そうそう、蕎麦も大好物です。お蕎麦、いいですね。美味しいですね。何か、食べた後に血が奇麗になるような気がします。
胃に重くないし、結構食べても割とその後、すっきりおなかが空くのが気持ちいい。次の食事がまたおいしく食べられます。
私は、温かいお蕎麦をあまり食べません。何か、蕎麦のおいしさは蕎麦の命は香りだと私は思います
(蕎麦にはマニアがたくさんいるので、めったなことを主張すると叱られますが、私個人の意見です)。
良く、腰のあるお蕎麦だなんて褒めたつもりで言っているのを小耳に挟むこともありますが、蕎麦の腰なんて、
ゆでた後の洗いの水の温度でどうにでもなります。でも、香りは蕎麦が良くないと、水が良くないと、また茹でも上手でないと、うまく残りません。
関西に住んで長いせいもあって、私は大概のものは関西の味付けが好きなのですが、蕎麦だけはあきまへん。
関西でおいしい蕎麦を食べるのは大変です(最近、良いお店を見つけたのでちょっと幸せなのですが)。
何がだめだって、さっきの香りです。どうも関西の人は、蕎麦をうどんか何かのようにダシの味で食べようとするのでしょうか?更科系の白い蕎麦が多いですよね。
上品で良いのでしょうが、あまり私は魅力を感じません。やっぱ蕎麦だけは関東です。
特に、東京にはおいしいお蕎麦屋さんがあります。もちろん、蕎麦どころの信州にもおいしいお店はありますが。
いずれにしろ、あの真っ黒な辛い汁で、黒っぽいお蕎麦を食べるのが、私にとって至福の時です。
キリッとした日本酒でもあればもう・・・・じゅるッ・・・・・あ、アカン。もう蕎麦が食いたくなった。
お蕎麦には面白い特性があることに最近気づきました。
普通私はもりそばを食べるのですが、蕎麦だけで食べて素晴らしく美味しいものが、汁と合わせると、
何かぼやけて面白くない味になる店や、蕎麦を塩と合わせて一番おいしくなるお店や、蕎麦だけでは寝ぼけた味のくせに、
汁と合わせるといきなり蕎麦の味がピンと口の中に立ち上がって、あの蕎麦のもつ特有の涼し気な風味が出るお店とがあります。
最近不思議だったのは、とあるお店で出てきた汁がどういうわけか白い淡い色の素麺ツユ風だったにも関わらず、
素晴らしくその店の蕎麦の風味を引き立たせてくれた組み合わせがあったことです。
お店を出た後もずっと長い間口の中に蕎麦の風味が残っていたくらいです。黒いツユがスタンダードだと思っていた私にとっては、初めての経験でした。
いやー、奥が深いです。
(つづく)