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研究室メンバー限定ページ
梅澤俊明教授 最終講義「植物フェニルプロパノイドの生合成と生分解」


梅澤俊明教授が令和5年3月末日をもって定年退職されることとなりました。最終講義は、令和5年3月25日(土)、宇治キャンパスきはだホール(オンライン配信有り)にて行います。詳しくは、 こちら をご覧ください。


令和6年度大学院入試(令和5年夏入試)説明会及び研究室見学会のお知らせ


当研究室を含む応用生命科学専攻宇治キャンパスの大学院入試説明会及び研究室見学会が 令和5年3月5日(日)に開催されます。当研究室への進学に興味のある方は是非ご参加ください。詳しくは、 こちら をご覧ください。


大学院生を募集しています!!


当研究室は、京都大学大学院 農学研究科 応用生命科学専攻 に所属し、京都大学及びその他国内外の様々な大学から大学院生を受け入れています。随時、研究室見学も行っています。興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

・京都大学大学院農学研究科の 入試情報 入試説明会動画
・応用生命科学専攻の 入試情報
・研究室紹介動画(ショート版)


  


・研究室紹介動画(ロング版)は こちら
・飛松准教授の 教員紹介記事
・当研究室の 研究内容 日常の様子(ギャラリー)
・お問合せ先は こちら


ご挨拶

アカシア

 我々は、今後人類生存に必須の再生可能な植物バイオマス資源が、どのような機構でつくられるか(生合成機構)について、有機化学・生化学・分子生物学・代謝工学など、様々な最新の手法を使って調べています。そして、そこで得られた知見を基に、バイオマスの利用に適したエネルギー作物や樹木の作出、あるいは、抗腫瘍性などの有用生理活性をもつ天然物の生産に関する研究を、ゲノム編集などの最新の技術を用いて進めています。さらに、バイオマスの利用にあたっては、その持続的生産を視野に入れることが重要であり、バイオマス生産に重要な熱帯地域、具体的にはインドネシア科学院等と国際協力機構/科学技術振興機構の国際共同研究(JICA/JST SATREPS)を進めています。

 植物バイオマスは、地球上で最も大量に蓄積している資源です。現在でも世界の一次エネルギー消費量の10%程度は、植物バイオマスのエネルギー利用であり、今後持続型社会の構築に向けて、植物バイオマスの持続的生産と有効利用がますます重要になります。2015年に、国連サミットで17項目の持続可能開発目標(SDGs)(https://www.mofa.go.jp/mofaj/ gaiko/oda/sdgs/about/index.html)が採択されております。また、世界的にバイオエコノミーという再生可能な資源に基づく経済活動がますます重要視されておりますが、植物バイオマスの持続的生産利用、あるいはそれに向けた当研究室の取り組みは、まさにSDGs目標達成やバイオエコノミーの概念に合致するものです。

 植物の有用成分の生合成、再生可能バイオマス資源の生産や利用に興味のある方は、ぜひ当研究室お加わりいただきたいと思います。

森林代謝機能化学分野・教授 梅澤俊明