生存圏未来開拓研究センター 共同利用・共同研究拠点 京都大学 生存圏研究所

menu

先端計測技術開発ユニット

担当教員:上田義勝(助教)

本ユニットでは、3つの研究課題を設定し、国内外での共同研究、産学連携を推進しつつその解決を目指します。

  1. 直接計測が難しかった物理化学現象に着目し、新しい計測技術を用いてその特性を明らかにします
  2. 計測技術の簡易化・効率化を行う事で、実証研究など現場での解析に素早く対応します
  3. 蓄積された過去の計測結果をデータベース化する事で、統計解析による特性の検証の他、未知の現象を新たに発見していきます

現在、福島県での東日本大震災への支援研究の他、液体中に存在する微細気泡(ファインバブル・ウルトラファインバブル等)に着目しています。微細気泡はその大きさにより、短時間で消滅してしまう(ファインバブル)、目視では確認できない・不純物と識別ができない(ウルトラファインバブル)などの解決すべき研究テーマがあり、これらを解決するため、積極的に研究をすすめていきます。

研究課題

  • 微細気泡の精密計測による基礎特性の解明
  • 環境放射能の歩行サーベイにおけるリアルタイム位置捕捉技術の開発
  • 水中プラズマとファインバブルの組み合わせによる水処理技術の開発
  • 環境調和に向けた微細気泡水の利用(殺菌・洗浄)とその作用機序の解明
  • ダイズのセシウム蓄積に関わる候補遺伝子の探索
  • 微生物と物理化学的な前処理を組み合わせた廃プラスチック類の分解

活動(2024年度)

主催したシンポジウム

  • Nanobubble2024国際会議(第533回生存圏シンポジウム) 
  • 第6回プラズマ・ファインバブル研究会(第541回生存圏シンポジウム) 
  • 第4回 福島県への支援取り組み及び放射線マッピング研究会(第538回生存圏シンポジウム)

授業

  • ILAS(京都大学国際高等教育院)セミナー

セミナー

  • RISHセミナー(オンライン)
    • 2025/1/8 
      • Elucidating the interaction forces between surface nanobubbles and nanoparticles
  • 出前授業
    • 京都府教育委員会
      • 京都府立乙訓高等学校 2024/12/9

国際活動

  • 同済大学・東華大学(中国)での講演
  • 国立陽明交通大学、台湾大学(台湾)での講演
  • 中央研究院(台湾)での講演
  • New Jersey Institute of Technology(米国)での講演
  • ISO/TC281への参加(韓国、オンライン、米国)

      • 学童保育所 京都大学キッズコミュニティ(KuSuKu)