生存圏未来開拓研究センター 共同利用・共同研究拠点 京都大学 生存圏研究所

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生存圏標準化戦略ユニット

担当教員:上田義勝(助教)

 

生存圏標準化戦略ユニットは、生存圏科学における学際融合研究の発展形の一つとして、国際標準化を核とした国内外の共同研究を推進します。国際標準化とはISO(国際標準化機構:International Organization for Standardization)を通じて制定される規格を指し、研究成果や知見を国際的に共有し、普遍的な科学的価値を生み出すための重要な手段となります。

本ユニットでは、科学技術研究の成果をISO規格として体系化・共有化することを目指し、特にファインバブル技術(ISO/TC281)を中心に活動を展開します。具体的には、企業や複数国の研究者と連携し、ファインバブル計測に関するデータを統合した国際標準化データベースの構築や新たな標準化課題の提案を進めています。

今後、京都大学生存圏研究所が取り組む多様な研究課題についても、国際標準化の観点からの検討を深め、生存圏科学のグローバルな発展に貢献することを目標としています。

 

 

研究課題

 

  • 微細気泡の精密計測による基礎特性の解明
  • 環境放射能の歩行サーベイにおけるリアルタイム位置捕捉技術の開発
  • 水中プラズマとファインバブルの組み合わせによる水処理技術の開発
  • 環境調和に向けた微細気泡水の利用(殺菌・洗浄)とその作用機序の解明
  • 微生物と物理化学的な前処理を組み合わせた廃プラスチック類の分解

活動

  • インド工科大学ローパー校との日印ファインバブル研究セミナーの開催(二国間交流事業)
  • RISHセミナー
  • インドネシア、韓国、アメリカ、中国、台湾との共同研究計画など

 

 

 

活動(2024年度(先端計測科学ユニットとして)

主催したシンポジウム

  • Nanobubble2024国際会議(第533回生存圏シンポジウム) 
  • 第6回プラズマ・ファインバブル研究会(第541回生存圏シンポジウム) 
  • 第4回 福島県への支援取り組み及び放射線マッピング研究会(第538回生存圏シンポジウム)

授業

  • ILAS(京都大学国際高等教育院)セミナー

セミナー

  • RISHセミナー(オンライン)
    • 2025/1/8 
      • Elucidating the interaction forces between surface nanobubbles and nanoparticles
  • 出前授業
    • 京都府教育委員会
      • 京都府立乙訓高等学校 2024/12/9

国際活動

  • 同済大学・東華大学(中国)での講演
  • 国立陽明交通大学、台湾大学(台湾)での講演
  • 中央研究院(台湾)での講演
  • New Jersey Institute of Technology(米国)での講演
  • ISO/TC281への参加(韓国、オンライン、米国)

      • 学童保育所 京都大学キッズコミュニティ(KuSuKu)