林木苗は、わが国では本格的なビジネスの対象とはなっていません。国内においては、一部の特定の品種では付加価値があることから需要が強いものの、大部分は一般的な苗木が流通しています。一方、海外においてはパルプの原材料確保のための植林が盛んに行われ,最近では二酸化炭素吸収のための植林が開始されているものの、単に種子の産地だけを指定した林木苗が使われていることが多いと言えます。林木の品種改良は時間がかかるため、林木苗ビジネスの問題点ですが、遺伝子組換えを用いることでニーズに合う素早い対応が可能となります。林木苗ビジネスを展開すれば、シードやウォンツとなる技術が明確となり、樹木の改良・林業経営の活性化がもたらされます。
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マンギウムの人工林 |
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インドネシアの天然林
(道路によって仕切られている) |
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