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宇治キャンパス大学院入試説明会2016を開催!

【受賞】

日本植物細胞分子生物学会・論文賞(2013)

「植物細胞壁実験法」

石井忠、石水毅、梅澤俊明ら編著 弘前大学出版会 (2016)

ご挨拶

アカシア

我々は、今後人類生存に必須の再生可能な植物バイオマス資源が、どのような機構でつくられ、分解されるのかについて、有機化学・生化学・分子生物学・システム生物学など、様々な手法を使って調べています。そして、そこで得られた知見を基に、バイオマスリファイナリーに適したエネルギー植物や樹木、耐久性を向上させた木材、あるいは、抗腫瘍性などの有用生理活性をもつ天然物の開発を進めています。
 植物バイオマスは、地球上で最も大量に蓄積している資源です。その年間生産量は、世界の一次エネルギー消費量の数倍に達するとされています。ただし、生産量のすべてを使うことはできませんので、植物バイオマスで人類が必要とするエネルギーをすべて賄うことは難しいですが、太陽光発電などでは、人類が必要とする工業原材料・液体燃料、すなわち有機物、を供給することはできません。これらを供給できるのは、バイオマスを措いて外にありません。
 植物バイオマスのうちで最も大量に存在するものは、リグノセルロース(リグニン、セルロース、ヘミセルロースの複合体)ですが、この複合体は、そもそも高等植物が地球の重力と陸上の環境に打ち勝って生きていくために作りだした「構造材料」であり、そもそもそう簡単に使いまわすようにはできておらず、「貯蔵物質」としてのでんぷんなどと比べると使いにくいのです。今後我々が生存を続けていくうえで、この使いにくさを緩和することが必須の要件となっています。当研究室では、リグノセルロースの使いにくさを緩和して、バイオマスを持続的に生産利用するための基盤を構築するための研究を進めています。