MUレーダーについて




MUレーダーは、中層大気(Middle Atmopshere)と超高層大気(Upper Atmosphere)を 観測するために作られた大型大気観測用大気レーダーです。さらに、下層大気(Lower Atmosphere) も観測することが可能です。 MUレーダーはアジア域最大の大気観測用大型レーダーであり、高度2kmの 対流圏から、 高度500kmの超高層大気(熱圏・電離圏)にいたる大気の運動や循環を観測することができます。 1984年の完成以来、超高層物理学、気象学・天文学・電気・電子工学、宇宙物理学、など 広範な分野にわたる多くの成果を上げてきました。
MUレーダーの最大の特徴は、アンテナ素子毎に取り付けた小型半導体送受信機(合計475個)を個別に制御することにより、 1秒間に2500回という高速でレーダービーム方向を変えることが可能な点です。 また、25個のサブアレイアンテナに分割して使用することもできます。
こうした柔軟なシステム設計のため、今も世界で最も多機能な大型大気レーダーとして活躍を続けています。




MUレーダー観測強化システムが2004年2月末に導入されました。
信楽MU観測所案内

  観測所へのアクセス




MUレーダー紹介ビデオ(938MB)

ダウンロード:
日本語版MPEG(938MB), 英語版MPEG(1797MB), MUレーダー25周年ビデオWMV(84MB)
MUレーダーパンフレット(36MB), MUレーダーフライヤー(1MB)