Research Institute for Sustainable Humanosphere

第446回生存圏シンポジウム
令和2年度DOL/LSF全国・国際共同利用研究成果報告会

Date 2021(令和3)年3月9日(火)13:30–17:00
Place 宇治キャンパス(ハイブリッド開催)
Host 京都大学生存圏研究所
Research Leader 吉村剛 (京都大学生存圏研究所居住圏環境共生分野)
Post 2020-12-16 10:02:38

概要

本研究集会では、居住圏劣化生物飼育棟(DOL)/生活・森林圏シミュレーションフィールド(LSF)において2020(令和2)年度に実施された全国・国際共同利用研究14課題の成果について報告を行い、研究の発展と深化を図った。

目的と具体的な内容

居住圏劣化生物飼育棟(DOL)/生活・森林圏シミュレーションフィールド(LSF)は、生存圏研究所共同利用・共同研究拠点の一つとして、現在木材劣化生物を用いた種々の室内試験の実施及び生物の供給、並びに各種木材・木質の野外耐久性試験や生態学的調査研究に供されている。

その研究内容は、木質科学、微生物工学、建築学、昆虫生態学、土木工学など多岐にわたっていることから、年一回研究成果について報告会を開催し、お互いの研究内容について理解を深めるとともに、建設的な立場からのディスカッションを行う必要がある。

本研究集会では、上記の通り、DOLとLSFにおいて令和2年度に実施された共同利用研究14課題の成果について報告を行い、研究の発展と深化を図った。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

本研究集会では、DOL/LSF全国・国際共同利用研究課題として当該年度に採択された課題について、その研究成果を報告し、種々の分野の専門家とのディスカッションによって、より発展・深化させることを目指している。このことによって、木質科学、微生物工学、生態学などにおけるコミュニティー全体の研究の発展をサポートすることができるとともに、異分野の研究者との交流によって、新しい研究テーマの発掘や創成に結びつくことが期待される。また、研究課題には多くの学生も参加しており、本研究集会への参加及び発表については、教育的効果も大きい。

上述したように、DOL/LSF全国・国際共同利用研究は、木質科学、微生物工学、建築学、昆虫生態学、土木工学などの多くのの研究分野にわたっており、本報告会の開催によって異分野との融合による新しい研究テーマの発掘につながることが大きく期待される。これらの研究分野における新しい融合的研究課題の創成は、まさに生存圏研究所が主導してきた生存圏科学そのものであると言える。特に、ミッション1-環境診断・循環機能制御、およびミッション4-循環材料・環境共生システム、に関係が深い。また、専門委員会・国際アドバイザリー委員にも本研究集会に参加いただくことによって生存圏科学の国際的認知度の向上にも大きく貢献している。

プログラム

13:30 委員長挨拶および活動概要の紹介
13:40 課題番号01~07の報告

  1. 環境と調和した木材保存法の開発
    吉村剛
  2. フルフリルアルコール処理スギ材の生物劣化抵抗性
    岩本頼子
  3. 住宅でのシロアリ食害の非破壊検出技術の開発
    簗瀬佳之
  4. CLTの生物劣化における特徴と保存処理の効果
    森拓郎
  5. 蟻害を受けた木質接合具の残存耐力に関する実験的研究
    森拓郎
  6. 阿蘇リモナイト塗装処理による白蟻侵入阻止効果
    秋野順治
  7. 保存処理および保存処理と塗装を併用した木質材料の耐久性評価
    伊佐治信一
15:10 休憩
15:20 課題番号08~14の報告

  1. 木材腐朽過程を考慮した木片混じり粘土の長期力学特性の把握
    中野正樹
  2. 高湿環境下における保存処理木材に接する金物類の腐食評価
    石山央樹
  3. 温泉成分によるシロアリ忌避効果の検証
    石山央樹
  4. 大型木造の接合部における生物劣化を評価するための基礎的研究
    中谷誠
  5. 糸状菌シトクロームP450モノオキシゲナーゼ遺伝子組み換え酵母により生産されるテルペノイドを用いた抗蟻成分の探索
    須原弘登
  6. 金属固体を用いた防腐防蟻処理の開発
    栗﨑宏
  7. オオシロアリタケ菌とキノコシロアリとの相利共生関係の解明
    原田栄津子
16:50 閉会挨拶

Symposium-0446
ポスター PDF ファイル (2 881 206 バイト)

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2020年12月16日作成,2020年3月12日更新

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