第73回定例オープンセミナー資料
2008年7月9日
題目
地上磁場データから宇宙天気図をつくる Constructing space weather maps from ground-based magnetometer data
発表者
上出洋介 (京都大学生存圏研究所・特任教授)
関連ミッション
要旨
太陽活動の乱れにより、極地の空に華麗なオーロラが舞い、世界中の磁場が変動する磁気嵐が発生することはよく知られています。またこれらの擾乱は、地球周辺の宇宙空間(ジオスペース)を飛ぶ人工衛星や国際宇宙ステーションの観測機器にダメージを与え、高緯度を飛行する航空機の乗客の健康にも影響することがわかってきました。米国の 6 つの省庁連携による宇宙天気プログラムの発足(1995 年)以来、宇宙天気予報に向けた研究が各国で進みましたが、本講演では主として地上磁場データを用いて宇宙天気図を計算する試みを紹介し、最近の改良について解説します。
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