電波暗室A-METLAB (Advanced Microwave Energy Transmission LABoratory)
電波暗室A-METLABは2009年度に導入された電波暗室です。人工衛星実験も可能なclass100,000のクリーンブースとしても利用可能で、様々な電波科学に関する研究、マイクロ波無線電力伝送実験やマイクロ波プロセッシング(加熱)実験等の大電力マイクロ波応用実験の他に、人工衛星に関する実験や、フェーズドアレーに関する測定を行うことができます。電波暗室METLABと共にMETLAB共同利用・共同研究の中核設備です。
- 内径 18m(w)×17m(L)×7.3m
- シールド特性 -100dB以上 (14kHz~40GHz)
- 高耐電力電波吸収体(1面) 2.45GHzにて -20dB以上、1W/cm2以上(連続8時間) 不燃性
- 中耐電力電波吸収体(5面) 2.45GHzにて -35dB以上、0.2W/cm2以上(連続8時間) 不燃性
- 無響特性 2.45GHzで-30dB以上 (パスレングス12m、クワイエットゾーン 2m φ)
- 電動シールド大扉 7m (w) X 5.5m (h)
- 前室内天井ホイストクレーン 2.8t未満
- 計測室、機械室、前室
- Plane-Polar近傍界測定装置
- 10mφ, 10t, 10kWフェーズドアレー測定用
- 800MHz-3GHz, 2.6GHz-8.2GHz, 18GHz-40GHzの3つのプローブ
- 遠方界測定用アンテナポジショナー
写真左より
暗室内部。黒い壁が高耐電力電波吸収体。
前室。左が電波暗室内部へつながる7m×5.5mの電動シールド大扉。
暗室外観。
暗室内部。床面の吸収体を取り除き、Plane-Polar近傍界測定装置が見える。