第517回生存圏シンポジウム
ナノセルロースシンポジウム2024
開催日時 | 2024年3月開催予定 |
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開催場所 | 木質ホールおよびオンライン |
所内担当者 | 矢野浩之(京都大学生存圏研究所) |
目的および内容
ナノセルロースは、植物繊維をナノレベルまで解繊して得られる高性能セルロースナノファイバーおよび関連ナノ材料に関する総称であり、カーボンニュートラル社会における次世代バイオ材料として製紙産業、化学産業、自動車産業など幅広い産業界から高い関心が集まっている。
生存研では申請者を中心に生存圏フラッグシップ共同研究においてナノセルロース材料に関する大型共同研究を世界をリードして進め、その成果や国内外の関連動向を2004年から19年連続して本シンポジウムを通じて発信している。昨年開催したシンポジウムは1100名を越える参加登録があり、これまでの生存圏シンポジウムの中で最も参加者の多いシンポジウムとなった。
今回の研究集会では、“ナノセルロース 夢と現実、そしてこれから”と題して、6名の講師による講演を通じて、過去20年間におけるナノセルロース材料開発とその社会実装について総括し、カーボンニュートラル社会における持続型高性能バイオマス材料のポテンシャルと課題を参加者全員で共有し、議論を深めて行く。生存圏科学が貢献する未来社会について明るい話題を届けたい。
シンポジウムは対面とWEB配信のハイブリッド開催とする。海外を含む遠隔地からも参加しやすく、昨年度以上の参加者を期待している。開催にあたり、会場費は必要ないが、900名を越えると予想されるオンライン参加者に対し、トラブル無く高品質でオンライン配信を行うために、機材レンタル経費、配信スタッフ経費、Zoomウェビナーライセンス経費が必要となる。
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2023年4月6日作成