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第508回生存圏シンポジウム
多糖の未来フォーラム2023

開催日時 2023/11/17(金曜日)
開催場所 東京大学 弥生講堂
申請代表者 秋吉一成 (京都大学大学院工学研究科)
所内担当者 矢野浩之(京都大学生存圏研究所)
関連ミッション ミッション4 循環材料・環境共生システム

詳細や参加登録方法はこちらをご参照ください。
https://forestchemistry.mimoza.jp/tatoumirai2023/

 

目的および内容

セルロースや澱粉に代表される多糖は、太陽の恵みを受けて地球上で持続的に生産・利用・分解されており、人類の生存にとって必須の食料資源•生活資源・産業資源・創薬資源・エネルギー資源である。「多糖の未来フォーラム」は、セルロース学会、日本化学会(糖鎖化学研究会)、日本応用糖質科学会、セルロース学会、日本キチン・キトサン学会、シクロデキストリン学会が結集して平成18年(2006年)に発足した多糖の利用について議論するフォーラムである。
本フォーラムは、「食糧と、材料と、創薬」という異なった多彩な多糖分野の課題に取り組む研究者が専門の枠や産業の枠を超えて、地球的規模の問題や人類生存の課題について意見を交換する場であることから、運営委員である生存圏研究所矢野浩之教授が生存圏における多糖の持続型利用について生存圏シンポジウムとして議論することを提案され、生存研と多糖の未来フォーラムの共同主催として平成30年度より開催することとなった。令和4年はハイブリッド開催で110名の参加者を得て、材料、創薬、食糧における多糖の利用について活発な議論を行い、大変好評であった。今回のシンポジウムでは生存圏科学と多糖の科学の一層の融合を図るべく、多糖材料に関する基盤研究、技術開発、産業利用に関する話題を取り上げ、多糖の機能、利用を通じて、人類のこころ豊かな生存を実現するための可能性およびその限界を多面的に探ることを目的としている。

プログラム

13:00~13:10

開会の辞 実行委員長 五十嵐 圭日子 (東京大学)
13:10~13:45 門松 健治 (名古屋大学)
  ヒューマングライコームプロジェクト始動と開く未来
13:45~14:20 吾郷 万里子 (明星大学/東京農工大学)
  木質バイオマスを原料とする機能性微粒子の創製
14:20~14:55 伏信 進矢 (東京大学)
  D-アラビナン分解酵素群の構造生物学
14:55~15:10 休憩
15:10~15:45 寺尾 啓二 ((株)シクロケム)
  超高齢社会を生きる~ヘルスケアのためのシクロデキストリンの応用技術
15:45~16:20 尾形 慎 (福島大学)
  キチン糖類を活用した化学酵素融合法による糖質複合分子の創製
16:20~16:55 梅村 研二 (京都大学)
  糖を用いた木材接着技術の開発
17:00~17:10 閉会の辞
17:30~20:30 懇親会 弥生講堂(参加申込必要)

Symposium-0508
ポスター PDF ファイル (1,222,596 バイト)

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2023年4月5日作成/2023年9月27日更新