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第494回生存圏シンポジウム
電磁波動・荷電粒子非線形相互作用研究の将来展望

開催日時 2023/03/16(木曜日)
開催場所 zoomによるオンライン
申請代表者 大村善治 (京都大学生存圏研究所生存科学計算機実験分野)
所内担当者 海老原祐輔 (京都大学生存圏研究所生存科学計算機実験分野)
関連ミッション ミッション3 宇宙生存環境
ミッション5 高品位生存圏
関連分野 生存科学計算機実験分野

概要

波動・荷電粒子非線形相互作用の素過程から応用に至るまで、最新の理論とシミュレーション研究について発表し、非線形相互作用の将来展望を議論する。

目的と具体的な内容

宇宙プラズマは電磁波動とのエネルギー交換を通しその多様性を高めている。地球を取り囲むように分布する放射線帯はその最たるものの一つで、高温プラズマ中で発生した電磁波動がよりエネルギーの高い粒子を散乱あるいは加速していると考えられている。これまで線形理論が広く検討されていたが、最近の研究によって非線形過程が効率良く粒子を散乱あるいは加速することが示され、放射線帯研究は大きな転換期を迎えつつある。本研究集会では、波動・荷電粒子非線形相互作用の素過程から応用に至るまで、最新の理論とシミュレーション研究について発表し、非線形相互作用の将来展望を議論する。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

宇宙プラズマ環境変動を担う波動粒子相互作用を正しく理解することは、生存圏研究所ミッション3(宇宙環境・利用)、5-3(日常生活における宇宙・大気・地上間の連関性)に貢献するものである。

プログラム

10:00-10:40 Danny Summers, Dynamics of relativistic electrons in Earth’s inner magnetosphere
10:40-11:20 Peter Yoon, Three-dimensional plasma dynamics in EMIC and mirror-mode instabilities
11:20-12:00 Yoshiharu Omura, Whistler-mode triggered emissions
13:30-14:10 Yikai Hsieh, Electron scattering and precipitation due to oblique chorus emissions
14:10-14:50 Yusuke Ebihara, Global conditions for whistler-mode chorus generation in the magnetosphere
15:10-15:50 Satoshi Kurita, Chorus wave observations
15:50-16:30 Naritoshi Kitamura, Direct observations of energy transfer from resonant electrons to whistler-mode waves (dayside reconnection, magnetosheath, and bow shock)

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2022年9月15日作成,2023年4月4日更新