第486回生存圏シンポジウム
Asian Wireless Power Transfer Workshop 2022 (AWPT 2022)
開催日時 | 2022(令和4)年12月5日(水)10:00~6日(木)18:30 |
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開催場所 | 京都大学宇治キャンパスきはだホール+オンラインのハイブリッド開催 |
主催者 | 電子情報通信学会無線電力伝送研究会、京都大学生存圏研究所 |
申請代表者 | 三谷友彦 (京都大学生存圏研究所生存圏電波応用分野) |
関連ミッション |
ミッション2 太陽エネルギー変換・高度利用 ミッション5 高品位生存圏 |
関連分野 | 無線電力伝送。 |
Webサイト: https://www.ieice.org/cs/wpt/international/AWPT2022/
概要
無線電力伝送に関連する最新の研究開発や技術動向をアジア圏の研究者間で共有するための国際ワークショップを2日間にわたりハイブリッド開催した。参加者数は78名、発表件数総数は44件であった。
目的と具体的な内容
AWPTの目的は、無線電力伝送に関連する最新の研究開発や技術動向をアジア圏の研究者間で共有するとともに、特に学生を含む若手研究者の国際学会発表の機会を与えるためのプラットフォームを提供することである。無線電力伝送は、携帯端末へのワイヤレス充電などにおいて既に実用化されており、近年ではウェアラブルデバイス/IoTデバイスへのワイヤレス給電、ドローンに対するワイヤレス給電など、様々な社会インフラへの応用が期待されている。さらに、2022年5月には日本国内において電波法施行規則が改正され無線電力伝送用構内無線局の開設が法整備されるなど、空間伝送型無線電力伝送技術の実用化の機運が高まっている。このような背景から2015年にAWPTが創設され、アジア圏内で毎年開催されている。2022年は京都大学宇治キャンパスきはだホールとオンラインとのハイブリッドで開催した。講演件数は基調講演2件、招待講演1件、一般講演(口頭)41件程度であった。また、優秀な発表をした学生に対してAwardを贈呈した。
生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献
AWPTでは学術界のみならず企業からの一般投稿もあり、AWPTの目的が達成されることにより、学生を含む若手研究者の育成、課題解決能力やモチベーションの向上に寄与するとともに、無線電力伝送に関するアジア圏でのネットワーク構築の促進が期待される。無線電力伝送は、国際的な法整備や規格策定が今後必須となる技術であり、多国間での産学連携によるコミュニティ形成は無線電力伝送の国際的な実用化に向けた推進力となり得る。特に生存圏研究所ではアジア圏での国際交流が盛んであり、AWPTを活用することにより無線電力伝送関連のアジア圏での国際共同研究への発展が期待される。このことは、共同利用・共同研究設備「マイクロ波エネルギー伝送実験装置(METLAB/SPSLAB)」の国際共同利用にも繋がる。
プログラム
Monday, December 5
10:00–10:05 | Opening Ceremony |
10:05–11:05 |
Keynote Speech 1
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11:15–12:30 |
Antenna technologies for far-field WPT
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13:30–14:45 |
Key Devices & Techniques for WPT
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15:00–16:30 |
Novel WPT technologies
|
16:45–18:00 |
WPT Utilizing High Frequencies
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Tuesday, December 6
10:00–11:00 |
Keynote Talk 2
|
11:10–12:25 |
Key Applications for WPT
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13:25–14:55 |
Underwater WPT Technologies
|
13:10–14:40 |
System technologies for WPT 1
|
16:55–18:30 |
System technologies for WPT 2
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18:10–18:30 | Award Ceremony & Closing Remark |
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2022年9月14日作成,2023年1月16日更新