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第384回生存圏シンポジウム
生存圏科学スクール2018
Humanosphere Science School 2018
The 8th International Symposium for Sustainable Humanosphere

開催日時 2018(平成30)年10月18日(木)~19日(金)
開催場所 インドネシア共和国北スマトラ州メダン市 Hotel GranDhika
主催者 京都大学生存圏研究所、インドネシア科学院(LIPI)
申請代表者 橋口浩之 (京都大学生存圏研究所大気圏精測診断分野)
関連ミッション ミッション1 環境診断・循環機能制御
ミッション2 太陽エネルギー変換・高度利用
ミッション3 宇宙生存環境
ミッション4 循環材料・環境共生システム
ミッション5 高品位生存圏
関連分野 生存圏科学全般。

概要

2018(平成30)年10月にインドネシア・メダン市内のGranDhika HOTELにおいて、生存圏科学スクールを開催し、130名の参加者を得た。JASTIPやSATREPSなどの共催のもと、生存圏科学全般についての講演および発表が行われた。

目的と具体的な内容

人類社会の持続的な生存を図るためには、地球環境全体に及ぼす影響の大きさからアジア熱帯域における「生存圏科学」の構築が不可欠である。本研究所は生存圏科学の構築に向けて強力な研究協力関係をインドネシア科学院(LIPI)やインドネシア航空宇宙庁(LAPAN)と結んでおり、これまで数多くの国際シンポジウムをインドネシアにおいて開催してきた。特に若手研究者や学生を対象としたスクールを、「木質科学スクール」として2006(平成18)年度から2回、2008(平成20)年度からは「生存圏科学スクール(HSS)」として実施してきた。さらに、2011(平成23)年度からは、HSSの併催として国際生存圏科学シンポジウム(ISSH)を、日本、インドネシア両国の学生および若手研究者による生存圏科学に関する研究発表の場としてスタートしている。HSSは若手研究者や学生を対象とし、生存圏科学全般について最新の研究成果を紹介するとともに、生存圏科学の国際的かつ多面的な発展を企図した活動を維持発展させることを目的としている。本年度は、スマトラ島メダン市内のGranDhika HOTELにおいて開催し、計130名の参加を集め、生存圏科学に関連する科学技術について議論を深めた。また、JASTIP(日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点-持続可能開発研究の推進)やSATREPSプロジェクト(熱帯荒廃草原の植生回復によるバイオマスエネルギーとマテリアル生産)との共催により関連研究者による講演をお願いするとともに、旅費の支援を得ることが出来た。日本からは計10名の日本人研究者が参加し、それぞれの専門に関する講演を行った。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

生存圏研究所はイノベーションと国際化の強化を目的とした「生存圏科学の国際化とイノベーション強化」を提案しており、国際化の一環として、生存圏アジアリサーチノードを核とした生存圏科学の国際展開を実施している。また、JASTIP(日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点-持続可能開発研究の推進)やSATREPSプロジェクト(熱帯荒廃草原の植生回復によるバイオマスエネルギーとマテリアル生産)などにも参画している。これらは、いずれも当研究所がインドネシアを中心とした海外拠点の強化を目指したものであり、HSS開催はこれらのプロモーションのために重要である。

生存圏研究所とインドネシア科学院(LIPI)、インドネシア航空宇宙庁(LAPAN)などとの国際共同研究や国際シンポジウムの共同開催は、継続的な研究協力体制の維持発展に資するところが大であるとともに、生存圏科学の地球規模での発展に大いに貢献している。

プログラム

October, 18th 2018

08:00–08:30Registration
08:30–08:40Opening ceremony of HSS-ISSH 2018
08:40–08:55Opening remarks by LIPI
08:55–09:10Opening remarks by University of Sumatera Utara-USU
09:10–09:25Opening remarks by RISH, Kyoto University
09:25–09:35Photo session
09:35–09:50Morning Tea
Lecture Session I
09:50–10:00Brief Introduction about JASTIP Program
10:00–10:30Lecture 1
Dr. Akihisa Kitamori (RISH, Kyoto University) (Wooden buildings techonolgy) (JASTIP)
10:30–11:00Lecture 2
Dr. Dede Heri Yuli Yanto (LIPI) (Bioremediation) (JASTIP)
11:00–11:30Lecture 3
Dr. Aya Yanagawa (RISH, Kyoto University) (Insects in perspective) (JASTIP)
11:30–12:00Lecture 4
Dr. Saptadi Darmawan (FORDA) (Forest science)
12:00–12:30Lecture 5
Dr. Khoirul Himmi Setiawan (LIPI) (Pest management in Indonesia) (JASTIP)
12:30–13:30Lunch
13:30–14:00Poster Session I
Lecture Session II
14:00–14:30Lecture 6
Dr. Yusuke Ebihara (RISH, Kyoto University) (Advanced reasearch related Aurora)
14:30–15:00Lecture 7
Dr. Hubert Luce (MIO, Toulon University) (Radar technology)
15:00–15:15Lecture 8
Dr. Dr. Halimurrahman (LAPAN) (Atmospheric science)
15:15–15:45Coffee Break
15:45–16:15Poster Session II
Lecture Session III
16:15–16:45Lecture 9
Dr. Veera Singham (Universiti Sains Malaysia-USM) (Termites molecular biology)
16:45–17:15Lecture 10
Dr. Mohammad Basyuni (University of Sumatera Utara-USU) (Plant molecular biotechnology and lipid biochemistry)
18:30–21:00Banquet

October, 19th 2018

08:00–08:30Registration
08:30–08:40Brief Introduction about SATREPS Program
Prof. Toshiaki Umezawa
Lecture Session IV
08:40–09:10Lecture 11
Dr. Masaru Kobayashi (GSA, Kyoto University) (Plant mineral nutrition) (SATREPS)
09:10–09:40Lecture 12
Dr. Takuji Miyamoto (RISH, Kyoto University) (Molecular breeding technologies) (SATREPS)
09:40–10:10Lecture 13
Dr. Kenji Umemura (RISH, Kyoto University) (Advanced adhesives technology for lignocellulose) (SATREPS)
10:10–10:40Lecture 14
Dr. Masahiro Sakamoto (GSA, Kyoto University) (Forest Biochemistry) (SATREPS)
10:40–11:10Lecture 15
Dr. Soejat (University of Sumatera Utara-USU) (Social health issues in disaster area)
11:10–13:00Lunch
13:00–14:00Parallel session I
14:00–15:00Parallel session II
15:00–15:15Coffee break
15:15–16:15Parallel session III
16:15–16:40Announcement of the best presentation
16:40–16:50Closing remarks by RC Biomaterial

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2018年8月21日作成,2018年10月26日更新