第337回生存圏シンポジウム
Nanocellulose Symposium 2017
CNF材料開発は異分野連携で
開催日時 | 2017(平成29)年3月13日(月)12:20–18:00 |
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開催場所 | 京都テルサ テルサホール |
主催者 | ナノセルロースフォーラム、京都大学生存圏研究所 |
申請代表者 | 矢野浩之 (京都大学生存圏研究所生物機能材料分野) |
関連ミッション |
ミッション4 循環材料・環境共生システム |
関連分野 | 製紙、化学、高分子、木材・木質材料、成形加工、食品、繊維、エレクトロニクス、自動車、家電、住宅、流通に関わる分野。 |
主催:ナノセルロースフォーラム、京都大学生存圏研究所 共催:近畿経済産業局及び地方独立行政法人京都市産業技術研究所(部素材産業-CNF研究会) 後援(予定含む):紙パルプ技術協会、セルロース学会、日本木材学会、京都大学産官学連携本部
概要
日本のナノセルロース戦略に関する特別講演から始まり、続いて、多くの参加者が関心を寄せているCNF材料の社会実装に向けた最近の技術、取り組みを紹介した。また、40機関のブース出展及びポスター会場を別室に設け、例年以上に充実した展示を行った。
目的と具体的な内容
大型産業資材としてのセルロースナノファイバーの利活用には異分野との連携が不可欠である。今回のシンポジウムでは、特別講演として、自動車産業の観点から金沢工業大学 影山氏に、樹脂成形加工、特に発泡成形の観点から京都大学大嶋氏にセルロースナノファイバーの利用についてご講演いただいた。また、異分野連携の事例について、環境省峯岸氏、愛媛大学内村氏、大阪大学能木氏からそれぞれご紹介いただいた。併せて、京都大学を集中研として進めているNEDOプロジェクトの成果発表ならびに「部素材産業-CNF研究会」の成果発表を行うとともに、40機関のブース出展及びポスター会場を別室に設け、展示の充実に努めた。
生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献
セルロースナノファイバーの製造や利用に関わる最新の技術、事業化に向けた取り組み、政府の関連施策に興味を持つ幅広い分野から676名の参加者があった。その内の約6割は、製紙産業、化学産業、木材・木質材料産業、繊維産業、エレクトロニクス産業、自動車産業、家電産業、住宅産業、高分子成形加工業、食品産業、等々、産業界からの参加であった。セルロースナノファイバー材料がバイオマス由来の大型産業資材として、様々な分野から注目されていることがわかる。これまで14回にわたりセルロースナノファイバーの製造と利用に関する生存圏シンポジウムを開催してきたが、ここ数年は、600名を超える参加者があり、今回は、それをさらに上回る参加者を得たことで、生存圏フラッグシップ共同研究として進めている、バイオナノマテリアル関連のコミュニティ形成に大きく貢献している。
プログラム
12:20–12:30 | 開会挨拶 |
12:30–13:50 | 特別講演
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13:50–15:00 | 異分野連携
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15:00–16:20 | ブース出展及びポスター展示 (会場:2階 セミナー室、他) |
16:20-17:10 | 「高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発」成果発表 ~NEDO非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発事業~
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17:10–18:00 | 部素材産業-CNF研究会 ~「CNFに係る公設試研究者向けの勉強会」の成果発表~
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18:00 | 閉会挨拶 |
セルロースナノファイバー(ナノセルロース材料)について詳しくお知りになりたい方は、下記ページをご覧ください。 https://www.rish.kyoto-u.ac.jp/labm/cnf
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2017年1月11日作成,2017年4月12日更新