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第325回生存圏シンポジウム
第2回微細気泡研究会

開催日時 2016(平成28)年8月22日(月) 13:00-17:30
開催場所 東京大学農学部弥生講堂アネックス・セイホクギャラリー
主催者 二瓶直登 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
申請代表者 二瓶直登 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
所内担当者 上田義勝 (京都大学生存圏研究所宇宙圏航行システム工学分野)
関連ミッション ミッション1 環境診断・循環機能制御
ミッション5 高品位生存圏
関連分野 農学、化学工学、電気化学。

概要

マイクロメートル以下の微細気泡についての研究について、農学・工学の幅広い分野からの講演を行い、これからの新しい学術分野としての「微細気泡科学」の確立に向けた話し合いを行った。

目的と具体的な内容

ナノバブル、ファインバブルなどの呼称で知られる微細気泡の研究については、現在基礎原理解明から、応用利用に向けた実用化研究の範囲まで、幅広い研究が行われてきている。現状としては、企業、大学等で共同研究も行われてきているが、微細気泡そのものを専門的に扱う学会が少なく、関連研究者が一堂に集まる研究会は開催されていないのが現状である。

我々は、昨年度の申請にて開催した第294回生存圏シンポ「圏間研究型微細気泡研究会」に引き続き、さらに幅広い分野からの微細気泡研究の著名な研究者を招き、「微細気泡科学」として学問分野を確立するべく、多数の大学からの参加を依頼した。具体的には昨年に引き続いて参加頂いた先生方の他、神戸大学、慶応大学、千葉工業大学からの参加を頂き、それぞれの研究内容について講演して頂いた。特に全体の総括として、京都大学名誉教授の芹澤先生をお招きし、今後の発展につながる意見交換も行った。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

一般的な水と大気を用いた微細気泡技術は、生存圏環境において一般的に利用されうる技術である。今回の研究会では、学問分野としては混相流学、機械工学の他、電気化学の著名な先生方を招いて議論を深めた。その結果として、生存圏科学と同様に幅広い融合研究となる「微細気泡科学」への第一歩としての研究集会が開催出来た。また、今回の研究会においても、出席者全体で大型予算(新学術領域研究)を目標とした予算獲得のための申請を行う事となり、コミュニティ発展に向けた新しい活動は広がりつつある。

プログラム

司会 滋賀大学教育学部 徳田陽明
13:00–13:10開会挨拶
東京大学大学院農学生命科学研究科 二瓶直登(発起人代表)
13:10–13:30自己紹介(各自口頭で、1分程度)
13:30–14:00「リプロン表面光散乱法を用いたナノバブル含有水の表面物性センシング」
慶応義塾大学理工学部教授 長坂雄次氏
14:00–14:30「加圧溶解法による微細気泡の生成機構と特性」
神戸大学大学院工学研究科准教授 細川茂雄氏
14:30–15:00「ナノバブル水の構造解析とその反応性に関する考察」
千葉工業大学工学部教授 小浦節子氏
15:00–15:15休憩
15:15–17:15これまでの微細気泡研究会での研究内容の紹介
東京大学大学院農学生命科学研究科教授 大下誠一氏
17:15–17:25本研究会へのコメント
京都大学名誉教授 芹澤昭示氏
17:25–17:30閉会挨拶
京都大学生存圏研究所 上田義勝
Symposium-0325 d
Symposium-0325 b Symposium-0325 c Symposium-0325 a

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2016年9月6日作成