第226回生存圏シンポジウム
木質材料実験棟H24年度共同利用研究発表会
開催日時 | 2013/03/11(月曜日) 9:30–16:30 |
---|---|
開催場所 | 京都大学生存圏研究所 木質ホール3階 |
主催者 | 京都大学生存圏研究所 |
申請代表者 | 小松幸平 (京都大学生存圏研究所生活圏構造機能分野) |
関連ミッション |
ミッション 4 (循環型資源・材料開発) |
関連分野 | 木質科学、建築構造・材料、無機材料・物性、森林科学、土木材料・施工。 |
目的と具体的な内容
木質材料実験棟全国共同利用研究の 2012(平成 24)年度の申請課題(全 14 件)についての研究報告会を行い、研究成果の利用方法や研究内容について討論し、今後の展望への理解を深める。
本年度は木質構造学(含む土木工学)関連研究(8 件)、木質材料学関連研究(1 件)、炭素化学関連研究(5 件)の研究発表(発表+質疑各 20 分)が行われ、会場からも活発な意見交換が行われた。
生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献
木質構造学、炭素材料学、木質材料学に関連した木質材料実験棟を利用した共同研究の成果が、成果報告書の形でまとめられることにより、全国共同利用活動の詳細な記録として研究所の材料開発部門の自己点検評価や外部評価の際に役立つことが期待される。
関連・非関連分野の研究報告を同時に行うことで、多様な意見の集約に繋がり、今後の研究発展に繋がることが期待される。
プログラム
09:30–09:40 | 開会挨拶 |
09:50–10:10 | 京都府産木材の有効活用に関する研究 京都府農林水産技術センター 明石浩和 |
10:10–10:30 | 住宅床下への木材劣化生物の侵入生態の把握とその予防に関する基礎的検討 京都大学大学院農学研究科 簗瀬佳之 |
10:30–10:50 | エネルギーの有効活用のための高熱伝導性炭素-金属複合材料の開発 北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場 西宮耕栄 |
10:50–11:10 | 熱電変換材料の構造解析と物性評価 島根大学総合理工学部 北川裕之 |
11:10–11:30 | クエン酸利用接着への微量塗布技術の適用とそれを用いた極薄積層材料の開発 秋田県立大学木材高度加工研究所 山内秀文 |
11:30–13:00 | 昼食休憩 |
13:00–13:20 | 木質熱処理物のイオン交換性およびその金属錯体の元素分布 北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場 本間千晶 |
13:20–13:40 | 木質起源物質の化学修飾と炭素化物への物質変換 筑波大学大学院数理物質系 木島正志 |
13:40–14:00 | 小角X線散乱および画像処理を用いた炭素材料の構造解析とナノ空間の利用 国立高等専門学校機構長野工業高等専門学校 押田京一 |
14:00–14:20 | 強制腐朽処理接合部における残存耐力の定量評価に関する研究 北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場 野田康信 |
14:20–14:40 | 休憩 |
14:40–15:00 | 横引張力を起因とする接合部における破壊のクライテリアの検討 東京理科大学工学部第一部建築学科 神戸渡 (発表代理・田中圭) |
15:00–15:20 | 木口挿入型接合具を用いた木材接合法の設計法の検討 大分大学工学部福祉環境工学科建築コース 井上正文 (発表代理・田中圭) |
15:20–15:40 | 木質ラーメンフレームと構造用合板を用いた耐力壁を併用した門型フレームの水平加力実験 奈良女子大学 瀧野敦夫 |
15:40–16:00 | CLT (Cross laminated timber) を用いた中・大規模木造建築物の開発 宮崎県木材利用技術センター 中谷誠 |
16:00–16:20 | パネル化した直交積層材を用いた高強度耐力壁の開発 京都大学生存圏研究所 小松幸平 |
16:20–16:30 | 閉会挨拶 |
17:00 | 懇親会 |