第144回生存圏シンポジウム
第4回バイオ材料プロジェクト「百年前を振り返り、次の百年を目指すバイオ材料を次世代基幹産業の柱のひとつに」シンポジウム
開催日時 | 2010/03/15(月曜日) 13:30–17:45 (受付・開場12:45から) 交流会 17:50–19:30 |
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開催場所 | 京都大学生存圏研究所 宇治おうばくプラザ きはだホール |
主催者 | (財)京都高度技術研究所 産学連携事業部 連携支援グループ (川上・小倉) |
申請代表者 | 矢野浩之 (京都大学生存圏研究所生物機能材料分野) |
関連ミッション |
ミッション 4 (循環型資源・材料開発) |
関連分野 | セルロース科学、木質科学、バイオマテリアル学、高分子科学、材料科学、 紙・パルプ、食品科学、繊維科学 、成形加工学。 |
目的・内容
19世紀末に、電池を搭載し、ボディは木材の自動車が誕生した。そして、現在、百年に一度と言われる不景気の下、地球環境の保全(化石燃料の枯渇、温暖化)が現実の課題として、圧し掛かり、社会・経済・産業構造の転換が迫られている。世界的な「緑の革命活動」の推進・実現がこれら解決への道のひとつであるといえる。植物由来のバイオ材料は、これらの問題を解決するひとつの鍵を握っている。
バイオナノファイバー、バイオプラスチック科学技術は、百年前の思想に思いを起こし、これからの百年を目指した持続可能な社会・経済・産業構造転換力の一翼を担う科学技術であるといえる。
この科学技術分野を確たるものにしていくべく、その資源供給面、循環経済性、社会受容力等の観点から、最新の状況を披露し、次なる解決策を見つけ出すべく、産学公からの発表交流会を開催した。
プログラム
13:00–13:35 | 開会 |
13:50–13:50 | はじめに 財団法人京都高度技術研究所 専務理事 白須正 |
13:50–13:50 | 講演 (1) 「Nanocellulosic materials — inspiration, achievements and future developments ナノセルロース材料 —着想、現状、将来的発展—」 Wallenberg Wood Science Center, Royal Institute of Technology スウェーデン王立工科大学 ワレンバーグ木材科学センター、教授 Prof. Lars Berglund氏 |
14:50–15:30 | 講演 (2) 「バイオベースマテリアルの開発動向:最近の話題を中心に」 京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 生体分子工学部門 教授 繊維科学センター長 木村良晴氏 |
15:30–15:45 | 休憩 |
15:45–17:40 | NEDO大学発事業創出実用化研究開発事業 「変性バイオナノファイバーの製造および複合化技術開発」成果発表 |
発表 (1) | 「プロジェクトの概要」 京都大学生存圏研究所 教授 矢野浩之氏 |
発表 (2) | 「バイオナノファイバー製造技術の開発」 日本製紙ケミカル株式会社 橋本唯史氏 |
発表 (2) | 「バイオナノファイバー強化不飽和ポリエステル樹脂材料の開発」 星光PMC株式会社 佐藤明弘氏 |
発表 (4) | 「バイオナノファイバー強化PP樹脂材料の開発」 王子製紙株式会社 鈴木勝人氏 |
発表 (5) | 「バイオナノファイバー強化ゴム材料の開発」 住友ゴム工業株式会社 磯部行夫氏 |
発表 (6) | 「バイオナノファイバー複合材料微細発泡」 京都市産業技術研究所 工業技術センター 研究部長 北川和男氏 |
発表 (7) | 「バイオナノファイバー研究の今後」 京都大学生存圏研究所 特任教授 中坪文明氏 |
17:40–17:45 | 閉会挨拶 |
17:50–19:30 | 交流会 |
プログラムの印刷用 PDF ファイル (366 289 bytes)
ポスター PDF ファイル (959 666 バイト) |