第320回定例オープンセミナー
古墳石室に1700年間安置されていた木棺から、木材腐朽を考える
開催日時 | 2024/12/18(水曜日) |
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発表者 | 酒井 温子(生存圏研究所・特任教授) |
関連ミッション |
ミッション4 循環材料・環境共生システム |
Keyword | 木材腐朽、古墳、木棺、コウヤマキ、銅 |
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要旨

奈良県桜井茶臼山古墳(古墳時代前期、前方後円墳)の石室内に、約1700年間安置されていた木製の棺(木棺)が、古墳から運び出され、現在、奈良県立橿原考古学研究所で展示されています。古墳時代の木棺が、腐朽により消失せずに、今日までその姿が残るのは大変珍しいことです。そこで、木棺の13カ所から約5mm立方の試料を採取し、光学顕微鏡による観察と、蛍光X線分析による含有成分の把握を行いました。それらの調査結果等を元に、「木棺はなぜ残存できたのか」について考察します。
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2024年11月9日作成