第316回定例オープンセミナー
セルロースとは一味違う「ナノキチン」の驚くべき多様な機能とその実用化
開催日時 | 2024/10/23(水曜日) |
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発表者 | 伊福 伸介(生存圏研究所・教授) |
関連ミッション |
ミッション4 循環材料・環境共生システム ミッション5 高品位生存圏 |
Keyword | キチン・キトサン、バイオナノ材料、創傷治療、生理機能 |
聴講希望の方は、下記Zoom参加登録用アドレスからご登録ください。 https://kyoto-u-edu.zoom.us/meeting/register/tJYlcOuurDouGd3S72ZdrFOC3Y1Ldpka5ak9
要旨
鳥取県はカニの水揚げが日本一。大量に発生するカニ廃殻の活用のため、ナノセルロースの製造技術を応用してカニ殻の主成分であるナノ キチンを開発しました。学際的な共同研究を推進して15年、ナノセルロースと差別化できる多様な生理機能を明らかにできました。怪我の修復や育毛、炎症緩和、腸管の炎症抑制、植物の免疫力アップなど。肌に塗って良し、食べて良し、植物に与えて良し。その様な多彩な機能を持った新素材の普及のために大学発ベンチャーを起業、機能性原料メーカーとして70種類以上のナノキチン配合製品が生まれました。事業を軌道に乗せてEXITに至るまでの道のりを紹介します。
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2024年10月4日作成