第225回定例オープンセミナー
植物の翻訳過程を考慮した導入遺伝子発現システム(植物での有用タンパク質生産)
開催日時 | 2017(平成29)年10月25日(水) 12:30–13:20 |
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開催場所 | 総合研究実験1号棟5階 HW525 |
題目 |
植物の翻訳過程を考慮した導入遺伝子発現システム(植物での有用タンパク質生産) Transgene expression system in plants optimized translation process (Production of useful proteins in plants) |
発表者 | 加藤晃 (奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科・准教授) |
関連ミッション |
ミッション5 高品位生存圏 |
要旨
近年の植物バイオテクノロジーの発展は著しく、植物体や植物培養細胞へ有用な外来遺伝子を導入することで、植物機能を改良・利用する試みが盛んに行われてきており、中でも医療用タンパク質に代表される有用タンパク質の植物での生産は注目されている。
今回のセミナーでは、植物を用いて医療用タンパク質を生産した例をまず紹介し、これまで我々が開発してきた導入遺伝子を高発現できる基盤技術(効率的な転写終結領域と高翻訳に寄与する5’UTRの単離)に関して概説する。また、最近構築した「植物mRNAの翻訳状態を配列情報から予測できる数理モデル」についても合わせて紹介したい。
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2017年10月13日作成