研究内容

ムラサキの培養細胞

 上の写真がフラスコで培養しているムラサキの培養細胞で、左のフラスコが細胞増殖用のLS培地で継代培養されている状態。右はシコニン生産培地(M9)で培養した細胞。2週間暗黒下で培養するだけで、白い細胞が大量のシコニンを生産し、赤くなる。この色素は水に不溶で、赤い顆粒として液体培地の中に懸濁している。下の写真はその細胞を顕微鏡で観察したもの。脱分化した植物培養細胞によく見られるように、クラスターを作っている。シコニンを作っている細胞は、その表面に赤い粒子が大量についていると同時に、培地中にその粒子が懸濁しているのが見える。