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第410回生存圏シンポジウム
多糖の未来フォーラム2019

開催日時 2019(令和元)年11月8日(金)13:00–17:40
開催場所 京都大学国際科学イノベーション棟
〒606-8317 京都市左京区吉田本町(正門入って時計台の右)
主催者 日本化学会、糖鎖化学研究会、日本応用糖質科学会、セルロース学会、日本キチン・キトサン学会、シクロデキストリン学会
申請代表者 矢野浩之 (京都大学生存圏研究所生物機能材料分野)
関連ミッション ミッション4 循環材料・環境共生システム
関連分野 食糧・材料・創薬に関わる分野。

共催:日本応用糖質科学会近畿支部
学術集会開催助成金:水谷糖質科学振興財団、京都大学生存圏研究所

概要

デンプン、セルロース、キチン等の持続可能な資源である多糖について、材料や創薬といった多面的な観点から、それぞれの分野の第一人者である研究者らが最新の研究成果を報告した。

目的と具体的な内容

デンプン、セルロース、キチン等の多糖は、地球上で持続的に生産・利用・分解されており、人類の生存にとって必須の食料資源・生活資源・産業資源・創薬資源・エネルギー資源である。「多糖の未来フォーラム」は、セルロース学会、日本化学会(糖鎖化学研究会)、日本応用糖質科学会、セルロース学会、日本キチン・キトサン学会、シクロデキストリン学会が結集して平成18年(2006年)に発足した多糖の利用について議論するフォーラムである。

本フォーラムでは「食糧と、材料と、創薬」という異なった多彩な多糖分野の課題に取り組む研究者が専門の枠や産業の枠を超えて、地球的規模の問題や人類生存の課題について意見を交換する場を提供することを目的としている。

今回のシンポジウムでは多岐にわたる多糖分野の研究をさらに発展させるべく、グルカンデンドリマーの創薬への利用や、ヒトミルクオリゴ糖の腸内菌叢に関する研究、キチンキトサンの食品への応用、セルロース系材料のバイオプラスチック利用等に関する話題を取り上げ、多糖の面白さを分かりやすくアピールするとともに、多糖の機能、利用を通じて、人類のこころ豊かな生存と、より良い地球環境構築を実現するための可能性およびその限界を多面的に議論した。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

多糖の未来フォーラムでは、多糖を通じて、我が国の学術と産業の強力な推進を図るとともに、糖鎖科学分野を含めて関連分野の相互の交流を活発化し、資源としての多糖をいかに有効に活用していくか、また多糖に秘められている多様な機能をいかに探究していくかに着目して、交流を深めるとともに、多糖の重要性と魅力を現代社会に広く訴える活動を行っている。

近年とくに、科学者・技術者は、専門の枠や産業の枠を超えて、地球的規模の問題や人類生存の課題について、意見を交換し、学術・産業を推進していくことが要請されている。

今回、産官学の研究者や学生が多数参加し、それぞれの専門の垣根を超えた議論を行うことで、異分野の知見が混ざり合い、参加者には新たな知見やアイデアが創造されたことと思われる。再生可能な多糖の持続的利用は生存圏科学にとって重要な意義があり、関連学会らと協働して開催した本シンポジウムは、関連分野とのコミュニティ形成に大きく貢献したといえる。

プログラム

13:00–13:10開会の辞
  • ビフィズス菌のヒトミルクオリゴ糖利用への適応進化
    片山高嶺(京都大学大学院生命科学研究科)
  • キチン・キトサンの食品分野への応用他
    川野和男(日本化薬フードテクノ株式会社)
  • シクロデキストリン含有超分子ポリマーを用いた疾患治療
    田村篤志(東京医科歯科大学)
15:10–15:30休憩
  • 高分岐多糖『グルカンデンドリマー』の開発と薬剤キャリアとしての利用
    角谷亮(江崎グリコ株式会社)
  • セルロース系増粘剤を用いたバイオマスの成形イノベーション
    野中寛(三重大学大学院生物資源学研究科)
  • 内在性・外来性糖脂質の免疫調節作用の理解とその展開
    藤本ゆかり(慶応大学理工学部)
17:30–17:40閉会の辞

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ポスター PDF ファイル (79 545 バイト)

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2019年9月6日作成,2019年11月19日更新