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第555回生存圏シンポジウム
第19 回生存圏フォーラム特別講演会
海洋圏バイオマスの 恵みとヘルスケア

開催日時 2025/11/01(土曜日)
開催場所 法経済学部本館1階第五教室(ハイブリッド開催)
申請代表者 伊福伸介(生存圏研究所)
所内担当者 伊福伸介(生存圏研究所)
関連ミッション ミッション4 循環材料・環境共生システム
ミッション5 高品位生存圏
関連分野 工学、薬学、獣医学、農学

概要

生存圏フォーラムは『持続的発展が可能な生存圏(Sustainable Humanosphere)を構築していくための基盤となる 「生存圏科学」を幅広く振興し、総合的な情報交換・研究者交流、 さらに学生・若手研究者の国内外での教育・啓発活動を促進していくこと』を目的としている。そのために第19回特別講演会および総会を開催し、その活動を促進する。

目的と具体的な内容

地球表面の約7割を占める海洋に着目し、海洋バイオマスである甲殻類由来の主要成分「キチン/キトサン」とそのナノファイバーについて、基礎情報と最新の研究動向を整理し、一般への認知度向上を図ることを目的とした。とくに、キチン/キトサンおよびそのナノファイバーが有する多様な生理機能に着目し、皮膚への作用、経口摂取に伴う薬理効果、ならびに農業残渣の有効活用に資する肥料・農薬としての有効性を紹介した。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

セルロースと比較して、キチンおよびキトサンは多様な生理機能を有することが大きな特徴である。本研究では、セルロース研究をはじめとする関連分野の研究者に対して、これら関連物質に関する情報を提供することで、新たな研究連携のきっかけを創出し、バイオマス利用および生存圏科学の発展に寄与する。さらに、キチン/キトサンを対象として、一般的な関心の高い「ヘルスケア」をテーマに据えることで、本材料の社会的認知度を高め、異分野融合的な研究展開を促進し、生存圏科学のさらなる発展が期待される。

プログラム

【生存圏フォーラム会長挨拶】
14:00~14:10 片山健至(香川大学・名誉教授)
【生存圏研究所の紹介】
14:10~14:20 伊福伸介(京都大学生存圏研究所・教授)
【講演】
14:20~14:55  「カニ殻由来新素材「キチンナノファイバー」の肌に対する効果効用」
伊福伸介(京都大学生存圏研究所・教授)
14:55~15:30 「自然素材キトサンで目指す病気予防へのアプローチ」
安楽誠(崇城大学薬学部・教授)
15:30~16:05 「ナノファイバー化技術を用いた未利用資源の農業分野での利活用」
上中弘典(鳥取大学農学部・教授)

ポスター


Symposium-0555

ポスター PDF ファイル (3,604,341 バイト)

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2025年4月7日作成/2025年11月6日更新