日時: 2014(平成26)年3月10日 (月) 10:00–19:15, 11日 (火) 10:30–11:50
場所: 京都大学宇治キャンパス総合研究実験棟遠隔会議室HW401(生存圏ミッションシンポジウム), 京都大学生存圏研究所木質ホール3階(ポスター発表・交流会)
主催者: 京都大学生存圏研究所
申請代表者: 矢野浩之・大村善治 (京都大学生存圏研究所)
生存圏科学全般。
京都大学生存圏研究所は、2005(平成17)年度から大学附置全国共同利用研究所として本格的活動を開始し、2010(平成22)年度からは「生存圏科学の共同利用・共同研究拠点」として活動している。生存圏の正しい理解と問題解決のために、環境計測・地球再生、太陽エネルギー変換・利用、宇宙環境・利用、循環型資源・材料開発をミッションとし、設立当初から、(1)大型設備・施設共用、(2)データベース利用および(3)共同プロジェクト推進の三位一体の活動を目指してきた。その中で、所内の「開放型研究推進部」ならびに「生存圏学際萌芽研究センター」が共同利用と共同研究を分担しつつ、相互に刺激しあって生存圏科学を推進している。本シンポジウムは、この様な生存圏学際萌芽研究センター、開放型研究推進部、さらには生存圏研究所の 2013(平成25)年度のミッション活動について報告し議論することを目的として開催した。生存圏研究所運営委員会とリンクして開催することにより、生存研の共同利用・共同研究活動を評価し、今後の活動指針を議論する基礎情報を与えた。シンポジウムの具体的内容は、ミッション専攻研究員の成果報告、開放型研究推進部共同利用専門委員会の活動紹介、生存圏フラッグシップ共同研究の成果報告、ミッション活動の紹介、生存圏科学萌芽研究および生存圏ミッション研究の成果報告(ポスター発表)である。
シンポジウムを通じて、共同研究者や一般参加者に開放型研究推進部ならびに生存圏学際萌芽研究センターが推進する共同利用および共同研究の最新成果を広く公開することにより、生存圏科学の関連コミュニティーの拡大と社会還元に貢献した。
10:00–10:10 | 所長挨拶 津田敏隆 (京都大学生存圏研究所・所長) | |
生存圏学際萌芽研究センターミッション専攻研究員成果報告 | ||
10:10–10:30 | 大気微量成分観測に基づく対流圈成層圏大気輸送過程の評価 稲飯洋一 (ミッション専攻研究員) | |
10:30–10:50 | 「糖化されやすい」セルロースの化学構造特性と酵素との相互作用に関する研究 堀川祥生 (ミッション専攻研究員) | |
10:50–11:10 | 新規有用木質を産生する大型イネ科植物の作出に向けた基盤研究 山村正臣 (ミッション専攻研究員) | |
11:10–11:30 | 木材の抽出成分による健康影響に関する評価研究 松原恵理 (現: (独)森林総合研究所) | |
11:30–12:50 | 休憩 | |
開放型研究推進部共同利用専門委員会活動報告 | ||
MUレーダー/赤道大気レーダー (EAR) | ||
12:50–12:55 | 活動報告 山本衛 (委員長・京都大学生存圏研究所) | |
12:55–13:10 | Small scale turbulence observed simultaneously by the MU radar, radiosondes, and Rayleigh lidar Hubert LUCE (South Toulon-Var University), 橋口浩之 (京都大学生存圏研究所) | |
先端電波科学計算機実験装置 (A-KDK) | ||
13:10–13:15 | 活動報告 大村善治 (委員長・京都大学生存圏研究所) | |
13:15–13:30 | 科学衛星近傍のプラズマ電磁擾乱に関する大規模粒子シミュレーション研究 三宅洋平 (神戸大学大学院システム情報学研究科) | |
マイクロ波エネルギー伝送実験装置 (METLAB) | ||
13:30–13:35 | 活動報告 三谷友彦 (委員長代理・京都大学生存圏研究所) | |
13:35–13:50 | 無線通信や無線電力伝送技術を支える小型アンテナの開発 松永真由美 (愛媛大学大学院理工学研究科) | |
木質材料実験棟 | ||
13:50–13:55 | 活動報告 五十田博 (委員長・京都大学生存圏研究所) | |
13:55–14:10 | 実験住宅床下における種々の粒子物理バリアのシロアリ貫通阻止性能評価 簗瀬佳之 (京都大学大学院農学研究科) | |
14:10–14:25 | 休憩 | |
居住圏劣化生物飼育棟 (DOL)/生活・森林圏シミュレーションフィールド (LSF) | ||
14:25–14:30 | 活動報告 吉村剛 (委員長・京都大学生存圏研究所) | |
14:30–14:45 | 温帯の土壌生態系におけるシロアリの役割 吉村剛 (京都大学生存圏研究所), Brian Forschler (The University of Georgia) | |
持続可能生存圏開拓診断 (DASH)/森林バイオマス評価分析システム (FBAS) | ||
14:45–14:50 | 活動報告 矢崎一史 (委員長・京都大学生存圏研究所) | |
14:50–15:05 | 植物芳香族香気成分の成分分析と生理活性評価 肥塚崇男 (山口大学農学部) | |
先進素材開発解析システム (ADAM) | ||
15:05–15:10 | 活動報告 渡辺隆司 (委員長・京都大学生存圏研究所) | |
15:10–15:25 | 電子顕微鏡でみるセルロースの生合成・生分解 今井友也 (京都大学生存圏研究所) | |
生存圏データベース | ||
15:25–15:30 | 活動報告 塩谷雅人 (委員長・京都大学生存圏研究所) | |
15:30–15:45 | 年輪年代学研究における材鑑標本の活用とデータベース化に向けた取り組み 大山幹成 (東北大学学術資源研究公開センター植物園) | |
15:45–16:00 | 休憩 | |
生存圏学際萌芽研究センター生存圏フラッグシップ共同研究成果報告 | ||
16:00–16:15 | バイオマス・物質変換のためのマイクロ波高度利用共同研究 代理 樫村京一郎 (京都大学生存圏研究所) | |
16:15–16:30 | 熱帯産業林の持続的生産利用に関する多角総合的共同研究 梅澤俊明 (京都大学生存圏研究所) | |
16:30–16:45 | バイオナノマテリアル共同研究 矢野浩之 (京都大学生存圏研究所) | |
16:45–17:15 | (木質ホール3階へ移動) | |
17:15–18:15 | 生存圏学際萌芽研究センター共同研究ポスター発表
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18:15–19:15 | 交流会 (ポスター発表) 参加受付: 17:00–18:00 |
生存圏研究所ミッション活動紹介 | ||
10:30–10:50 | ミッション1: 環境計測・地球再生 塩谷雅人 (代表) | |
10:50–11:10 | ミッション2: 太陽エネルギー変換・利用 篠原真毅 (代表) | |
11:10–11:30 | ミッション3: 宇宙環境・利用 山川宏 (代表) | |
11:30–11:50 | ミッション4: 循環型資源・材料開発 矢野浩之 (代表) |
ポスター PDF ファイル (698 119 バイト) ポスター制作: 今井友也 (京都大学生存圏研究所) |